サンライズ瀬戸・サンライズ出雲での快適な旅行に欠かせないシャワー室の設備や使い方、アメニティの有無、シャワーカードの買い方や、上り下りの列車別に何分前に並ぶべきかを5分でわかる記事でご紹介します。
人気の寝台特急「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」には、3号車と10号車に、車内でシャワーを浴びることができるシャワー室が備わっています。一日行動した後にシャワーを浴びて翌日を迎えられるかどうかは旅の快適さに大きく関わりますよね。この記事ではそんなシャワー室の使い方や注意点、ポイントとなるシャワーカード(利用券)の入手方法などを総まとめします!
早速ですが、サンライズのシャワー室はこんな感じです。A寝台利用者専用のシャワー室も、中は全く同じです。
何やら時限爆弾のようなカウンターがあることを除いては(笑)、いたって普通のシャワー室です。
折り戸の手前に脱衣スペースがあり、ここにドライヤーや、後でご紹介するシャワーカード(利用券)のリーダーなどがあります。細かい設備は次の項でご紹介します。
シャワー室には、以下の設備・アメニティがあります。
この他のアメニティ、例えばタオルやクシ、スキンケア製品などは置いていませんので、乗車前に準備する必要があります(A寝台を除く)。ちなみに、出雲市駅や高松駅の売店ではタオルと歯ブラシが入ったサンライズ柄のアメニティセットが売っています。
サンライズのシャワー室を利用するには、当日車内の自販機で「シャワーカード」と呼ばれる専用のカードを購入する必要があります。詳しい購入方法は後ほど紹介しますが、ここで入手したシャワーカードを、ドライヤーの下にあるカードリーダーに読み込ませることでシャワーが使えるようになります。
カードリーダーにカードを読み込ませるとカードが使用済になって返却され、横の案内板が「使用できます」と表示が変わります。
カードを通すことでもう一つ変わった点があり、先ほど小出しにしたシャワーブースの時限爆弾のような「カウンター」が6分00秒とセットされます。これでシャワーを浴びる準備が整いました。なお、カードを通した後にシャワー室のカギを開けてしまうとリセットされてカードも再使用できなくなるので、シャワーが終わるまではドアを開けないようにしてください。忘れ物には要注意です。
この辺りは、シャワー室内にも案内が書かれているので心配はありません。
列車に積める水が有限ですので、シャワーの使用時間は最長で6分間です。シャワーカードを通すことで残り時間が6分にセットされます。
シャワーは、カウンターの下にある緑のスタートボタンを押すとお湯が出て、赤のストップボタンを押すと止まります。お湯が出ている間だけカウンタの秒数が減少しますので、泡まみれになったタイミングでシャワーが使えなくなる悲劇を防ぐために、こまめにお湯を止めて節水しましょう。
お湯の温度はその下にあるハンドルで調整できます。
使用後は「洗浄ボタン」を押してから退出しましょう。水と風(轟音がします)で洗浄します。
ここでは、シャワー室利用の要になるシャワーカード(利用券)の入手方法をご紹介します。
シャワーカードの自販機は、シャワー室と同じ3号車と10号車にあり、1枚330円で購入できます。
問題はその発売枚数で、乗車人員に対して発売枚数が限定されています。様子を見る限り、1編成当たり20枚程度だけ販売されるようです。専用シャワー室が使えるA寝台個室を除いた編成あたりの定員が152人ですので、かなり数が限られてることがわかると思います。実際、しばしば始発駅で(さらに発車前には)売り切れています。私も、東京駅で並んでいたのに目の前で売り切れてショックを受けたことがあります。
そのため、確実にシャワーを浴びたい場合は始発駅で戦略的に列に並び、いち早く購入することが必須です!次の項で、私の失敗談も踏まえて、シャワーカード購入のコツをご紹介します。
シャワーカードの自販機は3,10号車にありますが、これらの号車のドアからは遠く、むしろ隣の4,11号車のドアからのほうが近いです。シャワーカードの購入には4,11号車に列に並びましょう(皆さん詳しいので自然とここに列ができます)。
東京、高松、出雲市のどの駅にも、ホームに号車番号と乗車位置のプリントがあります。
先ほどご紹介した通り、最大152人で20枚の先着順を取り合うことになるので、基本的にどの列車でも始発駅で乗らないとシャワーカードの購入は難しく、乗った段階で売り切れています。中でも、東京発の下りはほとんどの乗客が東京から乗車するため、列車がホームに入線する前から早々と並んでいないと売り切れます。
買ってしまえばいつでも使えますが、買えないと使えないので、シャワー利用を考えている場合は乗車にあたって真っ先にシャワーカードを入手しましょう。
列車別に、何分前ごろから並び始めるかの実体験としての参考は以下の通りです。
なお、休日・休前日は列車が混み、上記より早めに列ができがちですのでご注意ください。
特に、大型連休等の最繁忙期はさらに数十分前から徒列ができる場合もあるようです。このようなタイミングでは、並ぶ覚悟と売り切れリスクのバランスを考えて近場の温泉施設などで汗を流してから乗るのもオススメな方法です。
ここまでシャワーカードの争奪戦の話をしてきましたが…A寝台個室「シングルデラックス」を取ると、争奪戦に参加することなく無料で、しかも部屋と同じ号車にある専用のシャワー室用のカードを1枚貰え、シャワーを浴びられます。さらにタオルや洗顔料などのアメニティ類まで無料でもらえます。
シャワーの心配をせずにギリギリまで旅行時間に充てられるのでオススメです。くわしくはこちらの記事をご覧ください!