サンライズ瀬戸・サンライズ出雲の個室別の特徴や部屋の設備、共用設備やアメニティの有無、列車での過ごし方、音や揺れが気にならないか?などの疑問に、快適な旅行を送るための実際のトコロを5分でご紹介します!
サンライズ瀬戸・サンライズ出雲は、島根県の出雲市駅や香川県の高松駅から、岡山、神戸等を経由して東京までを結ぶ(下りはその逆)人気の寝台特急(夜行列車)です。
平日含めて毎日上下1本ずつ設定されており、夜に始発駅を出発し、翌朝に目的地に着く行程です。丸一日目いっぱい楽しんだ帰りに乗ったり、はたまた仕事が終わってそのまま乗り込み翌朝から遊ぶなんてことも。
寝静まった街が流れていく風景をベッドから眺める時間は、この列車でしか味わえない旅情あふれる瞬間です。
出雲市 | 高松 | 岡山 | 大阪 | 横浜 | 東京 |
---|---|---|---|---|---|
18:57発 | = | ┓ | |||
21:26発 | 22:34 | 0:33(+1) | 6:44(+1) | 7:08(+1)着 | |
7:27(+1)着 | 6:27(+1) | ← | 22:15 | 21:50発 | |
10:00(+1)着 | = | ┛ |
また、サンライズ瀬戸・サンライズ出雲の運行区間や停車駅、走行路線を地図にプロットしたルートマップは以下の通りです。(地図右上のメニューから、全停車駅を表示することもできます)
※時刻表・停車駅共に2024年3月16日現在の定期列車の情報。臨時列車はこの限りではなく、サンライズ瀬戸は週末を中心に高松行が”こんぴらさん”で有名な琴平駅まで延長運転されたり、ピーク期にはサンライズ出雲単独の臨時列車が運転されることもあります。また、ダイヤ改正により時刻が変わることがありますので、必ず事前に駅やルート検索アプリなどで確認してください。
サンライズ瀬戸・出雲はそれぞれ2階建て車両の7両編成ですが、各編成で以下の設備が備わっています。
部屋タイプ | 定員 | 編成当たりの 部屋数 |
寝台料金 (ルームチャージ)[1] |
備考 |
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A寝台個室 「シングルデラックス」 |
1人 | 6部屋 | 13,980円 | 設備も待遇も最上位グレードで、 効率的な旅行のためにオススメの要素がたくさん |
B寝台個室 「シングル」 |
1人 | 80部屋 | 7,700円 | もっともポピュラーな部屋 |
同「ソロ」 | 1人 | 20部屋 | 6,600円 | シングルより少し狭い部屋。 荷物が多いと手狭かも |
同「サンライズツイン」 | 2人 | 4部屋 | 15,400円 | 二人旅にオススメな広いツインルーム |
同「シングルツイン」 | 2人 | 8部屋 | 15,100円 (1人利用は9,600円) |
シングルの広さで天井が高い 2段ベッドの部屋で、二人利用も可能 |
寝台個室はホテルの部屋に相当し、部屋ごとに予約を取ります。個室内でも立ち上がって十分な高さがあります。
どの個室にも共通の個室内設備やアメニティは以下の通りです。
タオルや歯ブラシなどのアメニティはA寝台を除きありませんので、事前に準備する必要があります。また、2024年6月時点で、車内にフリーWi-Fiの設備はありません。
朝まで快適なプライベート空間での移動を楽しめるので、私は毎回個室を予約しています。この記事では主に個室に焦点を当てて解説します。
なお、オススメの個室の様子は以下の関連記事にて詳しくご紹介しています!
宿泊設備はこの他に、フェリーの相部屋のような空間の一区画を指定する「ノビノビ座席」が28人分あり、こちらは個室ではないため寝台料金はかかりません。
共用の設備は以下の通りです。ホテルのように一泊を過ごすに必要な設備は、一通りそろっています。
設備の種類 | 特徴 |
---|---|
洗面台・トイレ | 洗面台はお湯も出ます。各車両に複数あり。 |
共用ラウンジ | 窓を向いたカウンターテーブルがある空間(3,10号車/8席) |
ソフトドリンクの自販機 | 水やお茶、コーヒー、エナジードリンクなど。 食べ物が買える設備はありませんので事前に準備を!(3,10号車) |
シャワー室 | シャワーカードの購入で利用可能。 リンスインシャンプーとボディソープとドライヤーは備え付けあり タオルは持参。(3,10号車) |
シャワールームは、車内の専用自販機でシャワーカード(330円)を買うことでシャワーを浴びられます。ただし、カードは1編成20枚程度の数量限定で、始発駅で売り切れることが多いので、当て込んで乗ると痛い目を見ることがあります…。なお、シングルデラックスを予約すると、専用のシャワールームを利用できるカードを無料で貰えるので安心です。
リンスインシャンプーとボディソープとドライヤーは備え付けありますが、タオルは持参が必要です。
なお、シャワー室の詳細は以下の関連記事もご覧ください!
洗面台はこんな感じです。お湯も出ますし、カーテンもついているので使い勝手は十分です。
共用ラウンジはこんな感じです。同行者と別々の部屋に泊まるときに、ここでしっぽり夜景を見ながらお酒を楽しむような良い時間が過ごせます。
テーブルと座席が片側4席ずつ、計8席あります。
なお、すぐ隣には寝台個室もあるため、夜中までワイワイすることはできません。
ソフドリの自販機はこちら。使えるのは現金だけです。
人それぞれですが、移動するホテルに泊まるような感覚で過ごすイメージです。私は…
というのがいつもの過ごし方です。車窓からの夜景を眺めてお酒を飲むのが至福…。
東京方面に乗るときは、朝の通勤ラッシュを横目にぬくぬくできるちょっとした優越感があります(笑)
ちなみに、うどん巡りからサンライズ瀬戸に乗った足で出社する弾丸旅行や、逆にサンライズ瀬戸に乗ってから四国の観光列車を楽しむモデルコース旅ログを投稿しています。宜しければ以下の記事もご覧ください。
ここまでの記事を踏まえて、サンライズの予約~乗車までの事前準備は以下の通りです。
通勤列車と違って防音や防振きちんと設計されていますが、それでも走る列車ですので走行音や揺れはある程度残ります。2階建て車両の上階は、レールの継ぎ目の音は小さめですが、部屋が重心より上なのでカーブでの揺れは少し気になるかもしれません。下階はその逆の特徴です。
私はどこでも寝れる性格に加えて、それらも含めて寝台列車の旅の要素と思う質なので何ら問題ありませんが、音や揺れが気になる人は寝不足気味になるかもしれません…。
ちなみに、夜間(概ね岡山→横浜/小田原→岡山の間)は車内放送が流れませんので、放送で起こされることはありません。
サンライズ瀬戸・出雲の個室利用時には、乗車区間に応じた①運賃、②特急料金と個室の種類別の③寝台料金の3つの費用が掛かります。切符の予約はウェブ予約のほか窓口でも可能ですが、人気の列車なので予約がすぐ埋まることもしばしば。
いざ予約する際の方法や時期、料金や希望の部屋を取るコツなどは以下の記事ご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。
※料金やルールは変更される場合がありますので、必ずご自身でも駅などでご確認ください。