SLばんえつ物語の全景

SLばんえつ物語でレトロ旅!楽しみ方や予約方法は?

汽笛の音にワクワクしながら3時間のレトロな旅時間の過ごし方をご紹介!
2024/6/27  2024/5/15

新潟と会津若松を結ぶ人気の「SLばんえつ物語」でレトロ旅! 車内販売や津川駅などの停車駅での列車の楽しみ方や親子での過ごし方、指定席とグリーン席の違い、料金や人気の切符を予約するコツをご紹介します!

SLばんえつ物語ってどんな列車?
新潟の新津~福島の会津若松を結ぶSL観光列車
風光明媚な磐越西線を3時間かけて走る
列車の楽しみ方は?
汽笛の音と風光明媚な景色を楽しむ
車内販売で食事やグッズを楽しむ
途中駅でSLの整備風景や限定の弁当を楽しむ
展望車やプレイルームを親子で楽しむ
座席はどんな感じ?
ボックスシートの指定席とリクライニングのグリーン席
いつから予約できる? 料金や予約方法は?
座席は1か月前の10時から発売
グリーン車はすぐに予約が埋まる大人気席
人気の指定席を取るコツは?
えきねっとの事前受付と駅の窓口で10時打ち
区間を変える手も

SLばんえつ物語ってどんな列車?

SLばんえつ物語」は新潟駅から電車で20分ほどの新津駅から、福島の会津若松駅を3時間超をかけて結ぶ、ロングランのSL(蒸気機関車)観光列車です。
この列車は、山あいを川沿いに進む磐越西線を走るため、風光明媚な景色がウリの一つです。また、鉄道の街の新津駅や、エメラルドグリーンの温泉がユニークな咲花温泉、喜多方ラーメンで有名な喜多方駅や会津若松など、沿線にさまざまな立ち寄りポイントがあるのも特徴です。
SLばんえつ物語(C57)の機関車
この記事では、「SLばんえつ物語」のポイントや、列車旅を楽しむコツをご紹介します!

列車の楽しみ方は?

汽笛の音と風光明媚な景色を楽しむ

レトロな客車から、SLの力強い汽笛の音を聞きながら流れる景色を楽しむこと自体が大きな魅力の一つです!
SLからの景色。阿賀野川の流れが美しい
SLの煙で少し曇った感じの景色は、とても絵になります。

車内販売で食事やグッズを楽しむ

5号車には車内販売があり、飲食からグッズまで充実したメニューで列車旅を演出してくれます。お弁当の販売もあります。
SLばんえつ物語の車内販売カウンター
メニューやオススメなどは詳細は後ほどご紹介します!

途中駅でSLの整備風景や限定の弁当を楽しむ

SLばんえつ物語は全線で3時間以上走るロングラン列車のため、途中の津川駅などでSLの整備作業があり、給水や石炭の整地作業などを間近で見学することができます。特に親子で乗車する際は、盛り上がるシーンの一つです。
SLばんえつ物語の整備作業

また、往路の津川駅では、復刻した数量限定の日出谷駅弁「とりめし」の販売がある場合も。とりそぼろと卵があっさりとしており、旅の記念としても、お昼ご飯としても楽しめる逸品です。
げんていのとりめし

数量限定で売り切れ必至なので、狙っている場合は停車後速やかに買いに行きましょう
津川駅での臨時売店

展望車やプレイルームを親子で楽しむ

列車の先頭と最後部には展望スペースがあり、往路の新津→会津若松方面では先頭1号車からSLの迫力ある後姿を間近に見ることができます。
SLばんえつ物語の展望

また、最後尾7号車(グリーン車)からは、流れる景色を楽しむことができます。
なお、7号車はグリーン車のため、後ほど紹介するグリーン席の予約を持った方限定となります(1号車側は誰でも利用できます)。特に、復路の会津若松→新津方面では前後の号車が逆になり、SLを間近に見れる側が7号車となるため注意が必要です。
SLばんえつ物語の展望2

また、1号車には子供向けのフリースペースもあり、小さな滑り台や塗り絵コーナーなどもあります。
SLばんえつ物語のオコジョルーム
全線乗り通す場合は3時間以上の乗車時間となるため、小さなお子さんだと早々と飽きてくることも多いかと思いますが、このように体を動かせるスペースがあるのは助かるかもしれません。

座席はどんな感じ?

SLばんえつ物語は、全車指定席の快速列車として運行されており、ボックスシートの指定席とリクライニングシートのグリーン席の2種類の座席が設定されています。

ボックスシートの指定席(2,3,5,6号車)

こちらが基本的な座席で、4号車分がボックスシートの指定席として設定されています。
SLばんえつ物語の指定席
座席は柔らかく、長時間乗っていてもそこまで疲れることはありません。また、窓側には大きめのテーブルが、通路側にはミニテーブルがついていますので、飲み物などを置くには苦労しません。

また、指定席車両の全景はこんな感じです。
SLばんえつ物語の指定席車両
照明や内装、上下に分かれた窓などレトロさが前面に出ている車両ですが、空調はきちんと効いていて床面や網棚などは整然としているため快適です。

リクライニングのグリーン席(7号車)

7号車は、より快適なグリーン車で、1列あたり2席+1席のリクライニングシートがの10列、総数30席設定されています。
SLばんえつ物語のグリーン車全景
在来線特急のグリーン席並みのシート間隔があり、窓も大きく景色を楽しむもよし、座席を倒してゆったりするもよし、実際に利用すると文句なしの快適さです。

SLばんえつ物語のグリーン席
また、座席は回転させることができるため、前後で予約できれば4人席を作ることもできます。

車内販売のメニューは?

5号車の車内販売カウンターでは、飲食からグッズまで様々なメニューが販売されています。新潟の特産品や列車限定グッズなどもあるため、目が離せません。

  • 飲料:お水やジュース・コーヒーなどのソフトドリンクから、ビールや酎ハイ等のアルコール類も
  • 食事:SLの限定駅弁等のお弁当・お菓子・アイス・おつまみも
  • グッズ:ポストカードやキーホルダーなど

SL限定の駅弁や鮭の焼き漬けはオススメです!
SLばんえつ物語の車内販売
鮭の焼き漬けは新潟に来ると駅弁などでもいつも食べてしまうお気に入りです。これについては、同じく新潟を走る「酒」がテーマの観光列車でもご紹介しています。

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いつから予約できる? 料金や予約方法は?

座席は1か月前の10時から発売

指定席券・グリーン券は1か月前(同日)の10時に全国一斉に発売されます。例えば、列車に2月15日に乗る場合、1か月前同日となる1月15日の10時が発売開始日時です。
指定席券の発売日まとめ(切符)
発売開始以降は、全国の駅の窓口や指定席券売機、えきねっと等のウェブ予約サービスから予約ができます。

なお、指定席券は座席数が多く直前まで空きがあることが多いものの、グリーン券は座席が30席と少ないことから発売開始直後に売り切れることが多い人気の切符です。そのため、グリーン席に乗りたい場合は、発売日、特に発売開始直後に購入することが鉄板の方法です。

人気の指定席を取るコツは?

希望の切符を取れる確率を高める方法として、「えきねっとの事前申込」と「10時打ち」についてご紹介します。また、キャンセル落ちについても触れておきます。
SLばんえつ物語のグリーン券

えきねっとの事前受付

この列車はJR東日本のネット予約サービス「えきねっと」からも予約でき、えきねっとには「事前申込」なる仕組みが存在します。これは、発売開始の1週間前から事前受付し、発売開始となる1か月前の10時から順番に購入処理される方法です
結局は10時から順番に処理するため次に紹介する10時打ちにはタイミング負けしそうだと想像していますが、十分早いタイミングで予約を取ってくれます。駅に出向く時間がない場合は手軽で、私も重宝しているおすすめの方法です

窓口での10時打ち

この方法は、発売日の10時前に窓口に行き「10時発売の切符を取りたい」というと、(駅によりけりですが)専用の列で待ち、10時前にその列の先頭から窓口に案内され、10時の瞬間に予約発信してもらえるというものです。座席の希望も比較的柔軟に聞いてくれるため、希望の座席がある場合はこちらの方法がオススメです。
ただ、全国の駅で同じことをする人がいるので、最後は運に任せるしかありません。また、最近は窓口が少なくなっていることもあり、駅に着いたころには窓口の数以上に並んでいたり、そもそも対応してくれない駅もあるので事前に様子や対応可否は駅に確認しに行くのが安全です。

なお、JR東日本・JR西日本管内の指定席券売機では窓口と同じく、10時ちょうどから購入できるようになりました。とはいえ、窓口で買うことと比較するとタイミング負けしそうなので、えきねっとの事前受付と使い分けるのがよさそうです。

区間を変える手も

この列車は3時間超のロングラン列車のため、全線乗り通す方だけではなく、途中駅で人の乗り降りがあります。例えば、往路では折り返し列車との乗り継ぎがスムーズな津川駅では人が入れ替わります。そのため、全区間では予約が取れない場合でも、津川駅から(まで)に区切ることで予約が取れることがあります。
また、えきねっとで予約した場合、きっぷの発券までは座席の変更がウェブから何回でも行えるため、より車窓が楽しめる座席が空いたら座席変更することも有力な方法です!

SLばんえつものがたりの全景
新潟や会津観光の際には、ぜひ旅の目的の一つに加えて旅がより楽しいものになれば幸いです!

プロフィール

とっち

管理人(とっち)のプロフィール画像
  • 関東在住のIT関係の会社員男
  • 総合旅行業務取扱管理者資格所持
  • 休み、ワーケーション、仕事帰り…隙あらば、ふらっと出かけます
  • 旅の信条は、リーズナブルに快適・満足な旅にすること
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