サフィール踊り子の予約は取りにくい? グリーン席や個室の料金、個室の2人利用時などの料金計算、予約方法やいつから予約可能かを踏まえて人気の切符を取るコツの実際のトコロを5分でわかる記事でご紹介します!
サフィール踊り子に乗車するためには、乗車券のほかに特急券とグリーン券(またはグリーン個室券)が必要ですが、予約開始は切符は乗車の1か月前の同日朝10時※で、全国で一斉に(先着順で)発売開始となり、予約できます。
例えば、11/30に伊豆急下田や伊東、熱海からサフィール踊り子に乗る場合は、10/30の10時から予約できます。
人気の個室は発売開始直後に争奪戦となることも多いため、旅行する日の切符の発売開始日は気にしておくことをお勧めします。なお、”争奪戦”の勝ち抜き方は、後半の予約を取るコツでご紹介します。
グリーン席やプレミアムグリーン席は、ほかの特急と同じように、駅の指定席券売機や窓口のほか、えきねっとなどウェブ予約サービスから予約できます。なお、えきねっとでは後ほどの予約を取るコツでもご紹介しますが、座席の場合は発売開始日の1週間前から「事前申込」を利用することも可能です。
一方、グリーン個室はウェブ予約はできず、指定席券売機か駅の窓口で予約する方法に限られます。
サフィール踊り子のグリーン席やプレミアムグリーン席を利用する際にかかる料金(費用)は、ざっくりとは、運賃、特急料金、グリーン料金の3要素の合算となります。詳しいルールはさておき、JR線内(東京~伊東間)いずれも乗車距離によって変動し、長い距離を乗るほど高くなります。
なお、伊豆急線(伊東~伊豆急下田)では運賃は距離により変動しますが、特急料金とグリーン料金は乗車区間によらず一定で、これをJR線内区間(伊東まで/からの運賃・料金)と合算します。
主要区間の通常期の運賃・料金の参考は以下の通りです。
なお、交通系IC(Suicaなど)を利用する場合は①の分がICカードから引かれます。
区間 | ①運賃 | ②特急+グリーン料金 | ③特急+プレミアムグリーン料金 |
---|---|---|---|
伊豆急下田~横浜 | ¥ 4,000 | ¥ 3,900 | ¥ 6,300 |
伊豆急下田~東京 | ¥ 3,380 | ¥ 6,060 | ¥ 8,460 |
熱海~横浜 | ¥ 1,340 | ¥ 2,500 | ¥ 4,000 |
熱海~品川 | ¥ 1,980 | ¥ 2,500 | ¥ 4,000 |
熱海~東京 | ¥ 1,980 | ¥ 4,660 | ¥ 6,160 |
運賃はICカード利用の場合数円程度、特急料金は乗車する曜日や時期によって数百円程度上下します。
※本ページ記載の値段は、JR東日本のサフィール踊り子公式ページの情報を参考に作成していますが、誤りや改定されることもあるため、詳細や正確な価格は必ず駅やルート検索アプリなどで確認してください。
特急・グリーン料金は料金が上がる境目は50キロや100キロ単位で定められており、乗車距離が100キロを境に値段が大きく変わります。実は東京~熱海はギリギリで100キロを超えるため、少し工夫すると料金をリーズナブルにできます。
具体的には、東京~熱海は104.6キロで料金4660円ですが、品川~熱海は97.8キロで料金2500円で、東京からとは数分の違いにもかかわらず2000円以上も安くなります。
JRで品川以北から利用する場合、品川まで直通している列車も多く利便性はそこまで損なわれないため、品川から乗ることに大きなデメリットはありません。同様に、横浜~伊東も92.7キロになります。
個室を利用する際にかかる料金(費用)は、ざっくりとは、運賃、特急料金、グリーン個室料金の3要素の合算となります。
このうち、運賃と特急料金は乗車距離により変動し、かつ乗車人数分必要ですが、個室料金はルームチャージのため1部屋あたりで距離や利用人数によらず固定額となります。
すなわち、計算式としては以下の通りです。
主要区間の通常期の運賃・料金の参考は以下の通りです。
区間 | 運賃① | 特急料金② |
---|---|---|
伊豆急下田~横浜 | ¥ 3,380 | ¥ 1,700 |
伊豆急下田~東京 | ¥ 4,000 | ¥ 2,360 |
熱海~横浜 | ¥ 1,340 | ¥ 1,200 |
熱海~東京 | ¥ 1,980 | ¥ 1,860 |
区間 | JR線内のみ | JR線内+伊豆急線内 |
---|---|---|
4人個室 | ¥ 11,200 | ¥ 14,800 |
6人個室 | ¥ 16,800 | ¥ 22,200 |
例えば、東京~熱海の4人個室を4人で使う場合は、①(1,980円+1,860円)×4人分+②11,200円=26,560円(特急・個室券が18,640円)
同じく4人個室を2人で利用する場合は、①(1,980円+1,860円)×2人分+②11,200円=18,880円(特急・個室券が14,920円)
個室料金はまとまった金額に見えますが、定員通り利用すると、全区間全員分のグリーン席利用時の費用と同額です。注意事項は座席の場合と同様です。なお、個室は伊豆急線内のみの利用はできません。
人気の列車なので、休日はグリーン席も含めて満席になることも多いです。
予約は先着順なので早めにとるのが鉄則ですが、普段の休日の取りやすさの肌感覚は次の通りです。
上述の通り、切符は乗車の1か月前の10時に全国一斉に発売されるため、この発売開始のタイミングで予約を押さえるのが最も確実です。
この方法は、発売日の10時前に窓口に行き「10時発売の切符を取りたい」というと、(駅によりけりですが)専用の列で待ち、10時前にその列の先頭から窓口に案内され、10時の瞬間に予約発信してもらえるというものです。
ただ、全国の駅で同じことをする人がいるので、最後は運に任せるしかありません。また、着いたころには窓口の数以上に並んでいたり、そもそも対応してくれない駅もあるので事前に様子や対応可否は駅に確認しに行くのが安全です。
なお、指定席券売機でも10時ちょうどから購入できるようになりましたが、窓口で買うことと比較すると決済時間の分だけタイミング負けしそうなので、えきねっとの事前受付と使い分けるのがよさそうです。
座席の場合はJR東日本のネット予約サービス「えきねっと」からも予約できますが、えきねっとには「事前申込」なる仕組みが存在します。これは、発売開始の1週間前から事前受付し、発売開始となる1か月前の10時から順番に購入処理される方法です。
結局は10時から順番に処理されるものの、十分早いタイミングで予約を取ってくれます。駅に出向く時間がない場合は手軽でおすすめの方法です。
また、ウェブ予約サービスは(残念なことに)10時前後にサーバー落ちすることがよくあるので、事前申込しておくのが無難だと思います。
いかがでしたでしょうか。本記事が快適な伊豆旅行の参考になれば幸いです。
列車の設備や過ごし方は、以下の記事で豊富な写真とともにご紹介しています!
※料金やルールは変更される場合がありますので、必ずご自身でも駅などでご確認ください。