熱海・伊豆エリアの観光特急「サフィール踊り子」の座席や個室を利用した旅、カフェテリアや車内販売、旅行での活用方法などの疑問の”実際のトコロ”を解説します。普通列車や新幹線と比較もご紹介!
サフィール踊り子は、東京・新宿と熱海・伊豆エリアを結ぶ、在来線の観光特急です。この列車ならではの特徴は、全車両グリーン車以上のハイグレード仕様で、少し料金は高めですがその分旅を彩る要素が沢山あります。
その中でも、新幹線や他の列車にはない特徴として、「個室」が用意されている点が挙げられます。
グループ旅行の際に個室を利用すると、座席の時と違い周りに気兼ねなくワイワイでき、移動の時間がプライベート空間で楽しめる時間にレベルアップするのがおすすめポイント。私もこのモチベーションから個室を利用することが多く、この記事でも個室を多めに解説します。
前述の通り全車両がグリーン車以上で、外装・内装ともに高級感があります。窓は大きく開放感があり、さらに天窓までついており、伊豆のオーシャンビューを存分に味わえるように工夫されています。
座席・個室・車内販売等の設備は以下の通りです。
やはり、海側の座席が景色がよくおすすめです。コンセントも完備。
個室は、部屋ごとに予約を取るタイプ。
全室海側で、コンセントも完備。
最近の列車では珍しい個室設備について掘り下げてご紹介します。
まず、車内の概観ですが、全室海側のドア付きのプライベート空間で、室内は革張りのソファ、テーブルとおしゃれなインテリアがあります。コンセントも完備です。
ソファ、テーブル、その周囲も含めてかなりゆったりした部屋なので、定員いっぱいに乗っても全然窮屈しません。
座席の車両同様に窓も大きく天窓もあり、国府津駅付近や伊豆稲取駅付近付近では壮大なオーシャンビューが楽しめます。また、部屋の照明は調光でき、明るめから暗めまで4パターンにボタン式で調整できます。
4人個室の内装はこんな感じです。広いテーブルをはさんで向かい合わせで二人掛けソファが並んでいます。
ソファの周りのスペースが広いので、スーツケースがあっても置き場所に困ることはありません。
6人個室の内装はこんな感じです。まず4人個室より部屋も窓も広く、開放感はピカイチです。テーブルを囲む形で窓際に1名掛けのソファが2つ、窓に向かい合う形で2名掛けソファが2つ並びます。
どの席からも難なく通路へ出られます。
部屋のインテリアもオシャレで、雰囲気も素敵です。
何より、グループ旅行での利用は超オススメです。プライベート空間で周りに気兼ねすることなくおしゃべりできますし、食べ物飲み物を広げれば簡単なパーティ気分です。移動時間が気兼ねなくワイワイできる時間に化けてくれるので、特に時間に制約のある日帰り旅行では大きなメリットです。
更に、スマホから料理や飲み物を予約しておくと、乗車中に部屋までデリバリーしてくれます。単価は高めですが、せっかくなので限定のメニューを頼んでみるのもアリです。もちろん持ち込みで楽しんでも大丈夫です。
私も何度も利用していますが、友人と旅行するときは乗る前から色々と買い込んで、食べて飲んでの時間になることが多いです(笑)。これは新幹線に乗ってもできない体験です。
サフィール踊り子には、これも今の列車には珍しく「カフェテリア」があります。昔でいうところの食堂車ですね。基本的には予約制で、乗車前(切符を買った後)に、サフィール踊り子のウェブサイトからスマホで予約します。
個室を利用している場合は、上述のとおり予約した料理は部屋まで持ってきてくれますが、座席を利用している場合は、時間帯で席と料理を予約しておき、時間になるとカフェテリアに出向いていただくことができます。
当日でも余りがあれば頼めることもありますが、事前に予約しておくのが無難です。なお、コーヒー程度であれば大体車内販売で購入できますので、予約の心配はありません。
ここまでサフィール踊り子をテーマにしましたが、東京と熱海・伊豆エリアを結ぶ鉄道は複数の手段があり、それぞれをうまく使うことで快適な旅行ができます。実際に利用して感じるメリット・デメリットを比較してみます。
いかがでしたでしょうか。この記事が伊豆旅行に向けたお役に立てば幸いです。
サフィール踊り子の料金や予約方法、個室や座席の予約の取りやすさなどは、以下の関連記事でご紹介しています!