サフィール踊り子の先頭車両の外観写真。青ベースに黒の帯がスタイリッシュ。

サフィール踊り子の設備、個室を活用した旅行を解説!

熱海、伊豆の観光特急「サフィール踊り子」の座席や個室の様子、他列車との比較をご紹介!
2023/12/26  2024/5/6

熱海・伊豆エリアの観光特急「サフィール踊り子」の座席や個室を利用した旅、カフェテリアや車内販売、旅行での活用方法などの疑問の”実際のトコロ”を解説します。普通列車や新幹線と比較もご紹介!


サフィール踊り子の特徴は?

サフィール踊り子は、東京・新宿と熱海・伊豆エリアを結ぶ、在来線の観光特急です。この列車ならではの特徴は、全車両グリーン車以上のハイグレード仕様で、少し料金は高めですがその分旅を彩る要素が沢山あります。
サフィール踊り子のグリーン席の写真。広い窓だけでなく、天窓もあるため開放感は抜群

その中でも、新幹線や他の列車にはない特徴として、「個室」が用意されている点が挙げられます。
グループ旅行の際に個室を利用すると、座席の時と違い周りに気兼ねなくワイワイでき、移動の時間がプライベート空間で楽しめる時間にレベルアップするのがおすすめポイント。私もこのモチベーションから個室を利用することが多く、この記事でも個室を多めに解説します。
サフィール踊り子の6人個室の内装写真。

車内の設備は?

前述の通り全車両がグリーン車以上で、外装・内装ともに高級感があります。窓は大きく開放感があり、さらに天窓までついており、伊豆のオーシャンビューを存分に味わえるように工夫されています。
サフィールのグリーン席の写真。天窓がついているため、海と空の青を存分に楽しめます。
座席・個室・車内販売等の設備は以下の通りです。

座席

  • プレミアムグリーン:グリーンよりも上位クラスの座席で、海側2列のみ。伊豆方面の先頭車に設定(20席)
  • グリーン:新幹線のグリーン席に似た、2+1列のゆったりとした席(104席)
  • やはり、海側の座席が景色がよくおすすめです。コンセントも完備。

個室

個室は、部屋ごとに予約を取るタイプ。

  • 4人グリーン個室:1~4人で利用できる個室(4室)
  • 6人グリーン個室:1~6人で利用できる個室(4室)
  • 全室海側で、コンセントも完備。

その他

  • カフェテリア:事前予約した食事を頂ける、現代の食堂車です。
  • 車内販売:コーヒーや簡単なおつまみは、席までワゴンの車内販売があります。

個室の設備を詳しく!

最近の列車では珍しい個室設備について掘り下げてご紹介します。
まず、車内の概観ですが、全室海側のドア付きのプライベート空間で、室内は革張りのソファ、テーブルとおしゃれなインテリアがあります。コンセントも完備です。
サフィールの個室のドア側の写真。

ソファ、テーブル、その周囲も含めてかなりゆったりした部屋なので、定員いっぱいに乗っても全然窮屈しません。
サフィール踊り子の4人個室の写真。

座席の車両同様に窓も大きく天窓もあり、国府津駅付近や伊豆稲取駅付近付近では壮大なオーシャンビューが楽しめます。また、部屋の照明は調光でき、明るめから暗めまで4パターンにボタン式で調整できます。
照明の調光スイッチ。4段階に明るさを変えられる。

4人個室の内装

4人個室の内装はこんな感じです。広いテーブルをはさんで向かい合わせで二人掛けソファが並んでいます。
サフィールの4人個室の全景写真

ソファの周りのスペースが広いので、スーツケースがあっても置き場所に困ることはありません。
サフィールの4人個室を座席から見た写真

6人個室の内装

6人個室の内装はこんな感じです。まず4人個室より部屋も窓も広く、開放感はピカイチです。テーブルを囲む形で窓際に1名掛けのソファが2つ、窓に向かい合う形で2名掛けソファが2つ並びます。
サフィール踊り子の6個室の全景写真

どの席からも難なく通路へ出られます。
6人個室を席から見た写真。インテリアがおしゃれです。
部屋のインテリアもオシャレで、雰囲気も素敵です。

個室を活用した過ごし方

何より、グループ旅行での利用は超オススメです。プライベート空間で周りに気兼ねすることなくおしゃべりできますし、食べ物飲み物を広げれば簡単なパーティ気分です。移動時間が気兼ねなくワイワイできる時間に化けてくれるので、特に時間に制約のある日帰り旅行では大きなメリットです。

更に、スマホから料理や飲み物を予約しておくと、乗車中に部屋までデリバリーしてくれます。単価は高めですが、せっかくなので限定のメニューを頼んでみるのもアリです。もちろん持ち込みで楽しんでも大丈夫です。
私も何度も利用していますが、友人と旅行するときは乗る前から色々と買い込んで、食べて飲んでの時間になることが多いです(笑)。これは新幹線に乗ってもできない体験です。
個室でたくさんの食べ物、飲み物を囲んでワイワイする写真。

カフェテリアの利用法

サフィール踊り子には、これも今の列車には珍しく「カフェテリア」があります。昔でいうところの食堂車ですね。基本的には予約制で、乗車前(切符を買った後)に、サフィール踊り子のウェブサイトからスマホで予約します。
個室を利用している場合は、上述のとおり予約した料理は部屋まで持ってきてくれますが、座席を利用している場合は、時間帯で席と料理を予約しておき、時間になるとカフェテリアに出向いていただくことができます。
サフィール踊り子のカフェでいただくカレーの写真

当日でも余りがあれば頼めることもありますが、事前に予約しておくのが無難です。なお、コーヒー程度であれば大体車内販売で購入できますので、予約の心配はありません。
サフィール踊り子のカフェテリアの写真。複数人用のテーブル席だけではなく、カウンター席もある。

他の列車との比較

ここまでサフィール踊り子をテーマにしましたが、東京と熱海・伊豆エリアを結ぶ鉄道は複数の手段があり、それぞれをうまく使うことで快適な旅行ができます。実際に利用して感じるメリット・デメリットを比較してみます。

  • 普通列車:最も安価ですが席の保証がなく、座れても椅子が硬めなので…2時間近く乗っているのは辛いモノがあります。ただ本数が多く、大宮方面からは乗り換えなしで熱海(時間帯によってはさらに伊東)までグリーン車がついているので、特急の時間が合わないときは、グリーンで向かうこともあります。
  • 新幹線何より速く、東京熱海間は40分前後です。実は熱海までの料金は、新幹線の自由席であれば特急踊り子と200円程度しか変わらないので、現地で長く過ごしたいときには選択肢です。
  • 特急踊り子:サフィールではない通常の在来線特急です。席の保証ができ普通席でも快適で、窓側にはコンセントもあるのでスマホのバッテリーを気にしなくて良くなります。ただ、普通列車と比べても熱海までは20分程度しか変わらないので速達性は低めです。
  • サフィール踊り子:座席ももちろん快適ですが、ここまででご紹介したように、個室でワイワイできる点が最強です。個人的には、ほぼそのために利用しています。

いかがでしたでしょうか。この記事が伊豆旅行に向けたお役に立てば幸いです。
サフィール踊り子の料金や予約方法、個室や座席の予約の取りやすさなどは、以下の関連記事でご紹介しています!

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また、実際にサフィール踊り子を利用して伊豆を旅した日帰り旅行の旅ログ、サフィールを利用した旅行準備の”実際のトコロ”もご紹介しています!
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プロフィール

とっち

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  • 関東在住のIT関係の会社員男
  • 総合旅行業務取扱管理者資格所持
  • 休み、ワーケーション、仕事帰り…隙あらば、ふらっと出かけます
  • 旅の信条は、リーズナブルに快適・満足な旅にすること
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