JALの「サクララウンジ」で快適な時間を! ラウンジ内の様子やドリンクや食事、シャワー等の設備や過ごし方に加え、クレカやClub est、ステータス、有料での利用条件や同行者・子供の利用可否を解説!
「サクララウンジ」は、JAL(日本航空)が運営する航空会社ラウンジの一つです。サクララウンジは国内線・国際線のそれぞれに設置されており、国際線でいうといわゆる「ビジネスクラスラウンジ」に対応するラウンジです。
この記事では、国内線の「サクララウンジ」について、ラウンジサービス内容や中の様子、利用方法・利用資格などをご紹介します。
サクララウンジでは、搭乗前の時間をゆったりくつろいだり、仕事を進めたりと、時間を快適かつ有効に利用するための設備が揃っています。
ラウンジ内は、ゆったりしたソファのエリアや、仕事を進めるにちょうど良いデスクのエリア、駐機場を一望できる窓辺の席など、好みに合わせて席を選ぶことができます。
また、飲食を楽しむためのダイニングスペースも併設されています。
この写真はダイニングエリアを手前に撮影しています。個人でもグループでも、それぞれにあった座席が準備されています。
航空会社ラウンジでのお楽しみの一つですが、ジュースやお茶、コーヒーや牛乳などのソフトドリンクからアルコール類まで様々なサーバが設置されており、どれでも自由にいただくことができます。
特にビールに関しては複数の銘柄のサーバーが設置されており、グラスも冷蔵庫で冷やされていてかなり満足度が高いです。また、鹿児島空港では焼酎、那覇空港であれば泡盛やオリオンビールなど、その土地ならではのドリンクが設置されていることもあります。
私も朝はコーヒーでリフレッシュし、昼や夜はビールなどでまったりするなどその時の気分に合わせて使い分けています。
夏はビールがおいしい季節ですね(笑)
国内線サクララウンジの食事事情ですが、ラウンジ内にはおかき等のおつまみはあるものの、食事のメニューは設置されていません。
ただし、ラウンジ内へのお弁当などの持ち込みは可能ですので、空港でお弁当(空弁)を購入してラウンジに持ち込み、ダイニングスペースでビールともにいただく…ということは可能です。
私も朝早い便などでは、サンドイッチやお弁当を買ってからラウンジで小腹を満たしてから搭乗することが多いです。
また、羽田空港や伊丹空港など主要空港のサクララウンジ内には、数台ですがマッサージチェアが設置されておりこちらも無料で利用できます。また、どのラウンジにもレセプション(受付)の近くには無料のロッカーも設置されていますロッカーに大荷物を入れてからラウンジでゆったり過ごすことも可能です。
ラウンジはこのように入ったところに案内板がありますので、設備などを確認しておくと良いかと思います。
※写真は羽田空港のラウンジですが、現在はレイアウトなどが変わっている場合があります。
羽田空港のラウンジだけの設備ですが、なんと無料で利用できるシャワールームも併設されています。
内装はホテルなどのシャワールームそのもので清潔感もあり、シャンプーやボディソープだけでなく、フカフカのタオルまで設置されており、手ぶらで利用できます。
レセプションで「シャワールームを利用したい」と声をかければカードキーを貰えますので、朝にリフレッシュしたいときや、夜に仕事終わりに利用する際にはぜひ。
また、同じく羽田空港のラウンジには「こどもラウンジ」も設置されていますので、親子連れで飛行機を利用する際には重宝するかもしれません。
2024年5月現在、国内の以下の空港にサクララウンジが設置されています。
この他に、サクララウンジではありませんが、ANAなどとの共同利用の航空会社ラウンジが以下の空港に設置されています。
この項では、サクララウンジの利用方法や基本的な利用資格をご紹介します。
サクララウンジは、JALグループの航空機を利用する際の出発空港で利用できます。
どの空港も保安検査場の近くにラウンジが設置されており、以下の写真のようにラウンジ入口には案内板があります。
自動ドアのを入るとレセプション(受付)があり、保安検査場で使用した搭乗券やICカードなどをかざすことで入室できます。
サクララウンジは原則として、必要な資格を持っていないと利用できません。基本的には以下のいずれかの条件が必要です。
1つ目は、ざっくりいうと年間で飛行機に何度も乗っている上級会員が該当します。
JALであれば、年間50回フライト以上搭乗した場合などに付与される「JMBサファイア」の資格や「JGC(JAL Global Club)」会員が相当します。これらのステータスホルダーであれば、JALの航空機に乗る際はいつでもサクララウンジを利用できます。
また、年間30フライト以上搭乗した場合等に付与される「JMBクリスタル」の資格では、マイルを利用することで本人のみラウンジを利用することもできます。または、キャンペーンで何回分か利用権(ラウンジクーポン)※が付与されることもあります。なお、2024年度は6回分のクーポンがもらえます。
※利用は本人のみで、同行者は利用不可
2つ目は、国際線⇔国内線の乗継時の利用条件です。詳しい利用条件は、JALのウェブサイトのこちらのページで紹介されています。
なお、国内線の「クラスJ」ではサクララウンジを利用することはできません。
OneWorldサファイア以上のステータスで利用する際は、ステータスホルダーの会員本人に加えて、同行するもう1名(ステータスは不問)の計2名までラウンジを利用できます。家族連れなどで同行者が2,3人(すなわち計3,4人)で利用したい場合は、別にマイルを利用して「ラウンジクーポン」を発行することで一緒に入室することも可能です。
なお、3歳未満のこどもは上記の人数にはカウントしません[1]。
ここまで、基本的な利用資格をご紹介してきましたが、あまり飛行機に乗らない方にとってはステータスホルダーへはハードルが高いのも事実です。
しかし、国内線のサクララウンジはステータスホルダーでなくとも利用できる方法がいくつかありますので、オススメの方法を以下でご紹介します!
実は、2023年度から以下の主要空港においては、時間限定で前日18時までに事前予約の上1回1人3000円を支払うことで、誰でもサクララウンジを利用できるようになりました。
対象空港 | 利用条件 |
---|---|
羽田 | いつでもOK |
伊丹 | いつでもOK |
新千歳 | 火・水・木/10:00~15:00までの出発便の利用時のみ |
福岡 | 火・水・木/10:00~15:00までの出発便の利用時のみ |
成田 | 始発から12時までの出発便の利用時のみ |
JALのウェブサイトやアプリの予約詳細画面に、ラウンジを予約するためのリンクが表示されます。利用する場合は前日の18時までに予約をお忘れなく!
20代のマイラーだけが入会できるClub estと呼ばれるJALカードを持つと、年間5回まで※サクララウンジを利用できます。私も20代のころはこちらを利用していましたが、マイルの積算率が上がったりマイルの有効期間が延びたりと、マイラーにはお得なポイントがたくさんありますので、飛行機の移動が多い方は検討してみてはいかがでしょうか。
※同行者は利用不可
こちらは2024年度から本格的に始まった新しい制度です。
飛行機の利用や日常のJALカードの利用などで溜まっていくLife statusポイントが一定以上貯まると、年間2~6回分のラウンジクーポン(利用権)※がもらえるようになりました。
具体的には、250ポイント以上で年2回、500ポイント以上で年6回分のクーポンがもらえます。ちなみに、1500ポイントたまればJGCの入会資格がもらえます。生涯有効なポイントと謳っているだけあり、なかなかすぐにはポイントは貯まりませんが…長い目で狙ってみるのも面白いと思います。
※同行者は利用不可
いかがでしたでしょうか?
この記事が快適な旅行のヒントになれば幸いです!