JAL国内線のファーストクラスで格別な旅行を。プレミアラウンジや優先搭乗などのサービス、快適な座席や機内食、当日アップグレードや株主割引などのお得な料金を実際に体験した豊富な写真とともにご紹介します!
JAL国内線のファーストクラスは、国内線の幹線(羽田・伊丹・福岡・札幌・沖縄等の路線)に設定されている、最上位クラスです。
国内線では、国際線と違い、長くても1時間~2時間程度の搭乗時間ですが、搭乗中のサービスのみならず、搭乗前・搭乗後にも旅を快適にする最上級のサービスが受けられるため、あらゆる場面でストレスなく移動できること間違いなしです。
この記事では、そんな国内線ファーストクラスを実際に利用した経験を踏まえて、チェックインから荷物を受け取るまでのそれぞれの場面で受けられるサービスや利点、またお得に利用する方法についてご紹介します!
普段の利用だと、特に休みの時期はチェックイン※から保安検査場を抜けるまででかなり並んで時間を使うことが多いですが、羽田・伊丹・福岡・新千歳・沖縄等の各空港にはファーストクラス&ワンワールドエメラルド会員専用のチェックインカウンターや保安検査場があり、混雑期でもスイスイ進むことができます。
以下は羽田空港の専用エントランスですが、このように専用の入口が設けられています。
羽田や新千歳等で凄いのが、この専用保安検査場を抜けるとラウンジの入口に出てきます。
チェックイン~ラウンジまでの導線にすらストレスなく、ラウンジまで一直線に移動できます。
※JALは事前に座席指定済で預ける荷物がなければ原則チェックイン不要です。
保安検査後は、ダイヤモンド・プレミアラウンジでゆったり過ごせます。こちらもファースト利用者とワンワールドエメラルド会員限定のため、席にも余裕があります。
航空会社ラウンジなので、ソフトドリンクだけでなくビールやウイスキーなどのお酒も無料で楽しむことができます。
またタイミングによってはパンやおにぎりなどの軽食やスープもいただくことができます。
小腹が減っていて、和の気分であれば、おにぎりとみそ汁を…
洋の気分であればパンとスープをいただくこともできます。なお、この後機内食も控えていますので食べすぎには要注意です(笑)。
ファーストクラスのいいところは、旅を快適にするための様々な”選択肢”を与えてくれるところにありますね。飲食一つとっても、ラウンジで満たしたり、機内食で満たしたり…全部享受しているとお腹が持ちませんので好みで取捨選択…できればいいのですが(笑)。
時間が近づくと、搭乗口へ向かいます。ファーストクラスが設定される幹線は、ラウンジ近くが搭乗ゲートになっている場合が多いです。
最近は国内線でも搭乗順序が決まっていますが、ここでもファースト利用者はエメラルド会員とともに真っ先に搭乗できます。
通路で前の人がつっかえてなかなか進まない…といったストレスなく早々席に着いてゆったりできます。なお、荷物スペースは座席スペースが広い分余裕があり、その点もほとんど心配はありません。
また、着席早々一人一人にCAの方が挨拶に来てくださいます。その際に上着があればクロークで預かってもらえたり、朝であれば希望すれば新聞を貰うこともできます。
鉄道も新幹線のグランクラスではかなり至れり尽くせりですが、クラス別サービスでは航空会社のサービスに勝るものはなさそうです。
こちらがファーストの座席です。ざっくり窓2つ分のシートピッチがあり、前の座席下は足元スペースになっているので実質窓3つ分くらいのスペースがあります。
機内エンタメ用の画面も大きめです。また、前後のスペースが広い分、窓からの景色も広々と楽しめます。このゆったり感と景色が私には一番魅力的に感じました。
なお、上記でご紹介したのはA350とB787のファーストクラスシートでした。B767のシートはバージョンが違い、白が基調のシートです。
ファーストクラスの醍醐味の一つが、こだわりの機内食です。
時間帯によって朝食・昼食・夕食とメニューが異なり、また同じ時期でも便によってメニューが変わります。
また、ドリンクの種類も数多くあり、ソフトドリンクのみならず、アルコールメニューも飲める点は大きな違いです。お酒の銘柄にもこだわっているようで、日本酒やワインなどではメニューに銘柄の紹介文もあります。いつでも鹿児島の焼酎「森伊蔵」が飲めるのも有名ですね。
もちろん、ソフトドリンクも数多く準備されていますので、ドリンク一つでも好みに合わせたチョイスを選べます。
搭乗時と同様に、目的地に着くと真っ先に降機できます。外に出る早さでいえば数分しか変わりませんが、前の人を通路で待つ時間が必要ないため、これまたストレスなく移動できる点が利点です。
最後に、預入荷物がある場合はどの荷物よりも先に返却されます。夏の沖縄や冬の北海道では預入荷物の数もかなりのものなので、この時間短縮がかなり効いてきます。
実際この待ち時間の違いだけで1~2本前の電車やモノレールに乗れますので、滞在時間が変わってきます。
普段の利用では意識することはないものの、天気や機材繰りなどでトラブルが起きたときにも、ファースト利用者はかなり優遇されます。
有名なところだと、搭乗便が欠航した際の振替便やキャンセル待ちで順番が優遇されたりします。
ここまで、国内線ファーストクラス利用時の場面をご紹介してきましたが、最後にお得な予約方法についてご紹介します。
普通席やクラスJと同様に、セイバー運賃が設定されている路線もあり、早めに予約すると安くなります。ただし、普通運賃(フレックス)からの割引率は、普通席ほどは大きくないため、羽田ー札幌ではセイバーで予約しても40,000円程度かかります(フレックスは54,000円強/時期によって若干変動します)。
予約できる中では最安になる方法が、「株主割引」を利用する方法です。
JALは株主優待券を使うと、ファースト運賃もフレックスと同様のルールで、値段はフレックスの半額で予約できます。そのため、先ほどの羽田ー札幌の例だと、28,000円程度で予約することができます。私も時々使います。
ただし、予約席数が限られているため、2~3か月前に取ろうと思っても早々埋まっているケースが多いです。一方で、1か月を切ったころには空席が出てきて、前日・当日になると割と空席が出ていることも多いので、急な予定変更で直前に取る必要が出たときに、ちょっと贅沢してみるという利用法はオススメです。
当日、空きがあれば普通席やクラスJの予約から追加料金を払ってアップグレードすることができます。普通席からのアップグレード料金は羽田ー札幌の場合11,000円なので、普通席を安くで予約していた場合は、かなりお得に利用できる方法です。
出発3時間前からウェブサイトからアップグレードの申し込みができるようになったので、興味があれば、空港に着く前から空き状況を覗いてみるのがオススメです。
また、いずれの場合も有償航空券の利用時はマイルの積算率が普通席よりもUPするので、マイラーにも嬉しいです。
※当日予約となるスカイメイトや当日シニア割引運賃は当日アップグレードの対象外ですが、ほぼ同等の差額でのファーストクラス運賃が設定されています。
いかがでしたでしょうか?
この記事が、いつもの移動時間を格別な体験時間に変える一助になれば幸いです。
※料金やルール・サービスは変更される場合がありますので、利用時には必ずJALの公式サイトなどでご確認ください!
JAL公式サイトの案内やアップグレード申込ページはこちらです。