飛行機の窓の景色

クラスJの座席やサービスの違い、得するコツを解説!

JAL国内線クラスJを総まとめ! お得にフルフラットシートまで利用できるケースもご紹介!
2024/5/28  2024/6/8

JAL国内線クラスJで快適に旅行するコツを解説! 座席や飲み物、値段の違い、ラウンジ利用や当日アップグレード、優先搭乗の可否に加え、ビジネスクラスシートを利用できる国際線機材のクラスJシートもご紹介!

国内線クラスJとは?
JAL国内線に設定される上位クラス
気軽にくつろぎ空間を利用できる
普通席との違い
座席:広々快適
機内サービス:飲料等の機内サービスは同等
その他サービス:優先搭乗やラウンジ利用権は無し
マイル:積算率は10%UP
乗り得な国際線機材運行時のクラスJ
国際線のビジネスクラスシートを利用できる
フルフラットシートの機材も!
国際線機材運航便の探し方
料金やお得な予約方法
有償もマイルも独立した空席連動価格
空席状況により、普通席より安い場合あり
当日アップグレードでお得に乗る方法

JAL国内線の「クラスJ」とは?

JAL国内線の「クラスJ」は、国内線の各航空便に設定される普通席より一段上位の座席クラスです。
気軽にくつろぎ空間を利用できることがコンセプトのクラスJについて、この記事では賢く使ってより旅行を快適にするコツを解説します!

参考:JAL国内線のクラスについて
JALの国内線では、順に 普通席<クラスJ<国内線ファースト の最大3種類のクラスが設定されています。
「国内線ファースト」は、羽田~伊丹(大阪)等の幹線区間にのみ設定されているため、地方路線ではクラスJが実質的な最上位クラスになります。
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普通席との違い

この項では、普通席と比較した座席や機内サービス、その他のサービスの違いをご紹介します。

座席:広々として快適!

クラスJは、座っている時間が長くなる飛行機旅でも快適に過ごせる広々とした座席が特徴です。
クラスJシートの写真
写真はB767のクラスJシートで、機材によってデザインは異なりますが、普通席と比較すると以下の点でかなり快適な空間を利用できます。

  • 座席幅がゆったり:座席幅は普通席より広いです。そのため1列あたりの座席数もゆとりがあり、最新のA350の場合、普通席が1列あたり3-3-3席の9席配置のところが、クラスJでは2-3-2の7席配置となっています。
  • 座席間隔もゆったり:シートの間隔も普通席より18cm程度長くとられており、足を伸ばしても足元に余裕があります。
  • レッグレストが快適:レッグレストがついているため、座っている時間が長い飛行機旅でも、足の疲れがかなり軽減されます。

この他にもひじ掛けが広く隣の席と干渉しなかったり、機材によってはテーブルが大きかったりと細かな点でも座席の快適度は良好です。また、コンセントやUSB電源も設置されている便がほとんどです(最近は普通席でも設置されている便が多いです)。
余裕のあるシートピッチ

機内サービス:飲料等の機内サービスは同等

機内サービスについては、基本的には普通席と同様です
例えば、JALでは離陸後にドリンクサービスがありますが、メニューはコーヒーやお茶、ジュースなどで普通席と同様です。
機内のドリンクサービス
ただし、細かな違いとしては普通席より早めに回ってきてくれるため、待ち時間は短くなります。

その他サービス:優先搭乗やラウンジ利用権は無し

飛行機に乗るまでのサービスにおいても、普通席との違いは特にありません。
具体的には、国内線ファーストでは優先搭乗(先に乗れる)や優先的に手荷物が返却されたり、専用のカウンターでのチェックインや航空会社ラウンジが利用できたりしますが、クラスJ利用時には特にこのような特典はありません。そのため、サクララウンジ等の航空会社ラウンジを利用したい場合は、別の方法で利用する必要があります。

細かな違いとしては、座席が機体前方に配置されるため早めに降機できる利点はありますが、基本的には、座席が快適な点が普通席との違いです。

マイル:積算率は10%UP

JALのマイルを貯めている場合、マイルは普通席より貯まりやすくなっています。具体的には、同じ運賃で普通席に乗った場合の積算率に+10%したマイルがたまります。
例えば、スペシャルセイバー運賃で購入した場合は、区間マイルの85%(普通席は75%)が積算されます。なお、普通席をクラスJに当日アップグレード※した場合は、普通席購入時の運賃でのマイル積算率に+10%したマイルが貯まります。
※詳細は後半でご紹介していますが、当日空きがあれば、1100円~3300円の差額を支払ってアップグレードできます。

乗り得な国際線機材運行時のクラスJ

基本的には座席が快適な点が特徴のクラスJですが、実は同じクラスJシートの中でも「乗り得」な機材が存在します! それは、国際線機材で運行される場合のクラスJシートで、中にはフルフラットシートを利用できる場合も!
この項ではそんな乗り得な国際線機材のクラスJシートについて解説します。

国際線のビジネスクラスシートを利用できる

JALの国内線は、基本的に国内線専用の機材で運行されているものの、時々機材繰りの都合などで国際線に利用される機材で運行される場合があります。この国際線機材での運行時には、国際線のビジネスクラスシートがクラスJシートとして充当されますので、海外旅行ではなかなか手が出ない快適なビジネスクラスを格安で体験できます!
B767のビジネスクラスシート
写真はB767-300(763)の国際線機材運航時のクラスJシートですが、なんとこのシートはフルフラットにして横になることも可能です
B767のビジネスクラスシート(フルフラット)

他にも、比較的短距離の国際線に利用されるB737-800(738/73H)のシートはこちらです。フルフラットではないですが、リクライニングが深かったり、レッグレストがしっかりしていたりと、こちらも快適です。
738のビジネスクラスシート

特に、当日アップグレードの場合は2~3千円の差額でここまで快適なシートを利用できるため、機会があれば積極的に利用してみてはいかがでしょうか。
なお、国際線機材での運航時では、時々機内Wi-Fiや映画などの映像コンテンツが利用できない場合があり、普段の国内線でこれらを利用される方にとってはデメリットです。。

国際線機材運航便の探し方

そんな乗り得な国際線機材で運行される便は、公式サイトでの航空券予約ページで確認できます。具体的には、使用機材欄に「国際線仕様機材」の記載があることが目印です。
なお機材によって座席タイプが異なるため、同じく使用機材欄から機材の座席を確認できるので、希望の座席か確認してからの予約がオススメです。

料金やお得な予約方法

最後に、気になるクラスJシートの料金についても解説します。

事前に予約する場合

クラスJシートは、有償運賃でもマイルの特典航空券でも、事前に予約することができます。普通席とは独立して運賃(マイル額)が設定されており、基本的に「早い方が安い」という原則は普通席と同様ですが、クラスJならではの特徴を知っているとお得に予約できることも
それは、有償・マイルのいずれの場合も、普通席とは独立して空席連動しているという特徴です。要は、普通席がどれだけ予約で埋まっていて高い運賃しか残っていなくとも、クラスJが空いていれば、クラスJは安い運賃で購入できるということです。

実際、普通席よりもクラスJの方が安くなっていたり、少ないマイル数で予約できるケースがあるため、予約の際は普通席とクラスJを見比べながら予約することがオススメです。

当日アップグレードでお得に乗る方法

また、予約は普通席で取っている場合でも、当日クラスJに空席があれば、路線によって決まっている1100円~3300円の差額を支払うことで、クラスJにアップグレードできます。比較的リーズナブルな価格でより快適な座席で移動できるため、ちょっと疲れているときや朝早く出てぐっすりしたい場合などは狙ってみてはいかがでしょうか。

参考:当日アップグレード料金について
羽田~福岡・札幌・大阪などは2,200円(近場の羽田~名古屋などの一部路線は1,100円)、羽田~沖縄等の長距離になると3,300円となります。

また、出発3時間前からウェブサイトからアップグレードの申し込みができるようになったので、興味があれば、空港に着く前から空き状況を覗いてみるのがオススメです。
※当日予約となるスカイメイトや当日シニア割引運賃は当日アップグレードの対象外ですが、ほぼ同等の差額でのクラスJ運賃が設定されています。
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いかがでしたでしょうか?
この記事が、いつもの移動時間をより快適に変える一助になれば幸いです。
※料金やルール・サービスは変更される場合がありますので、利用時には必ずJALの公式サイトなどでご確認ください! JAL公式サイトの案内やアップグレード申込ページはこちらです。

プロフィール

とっち

管理人(とっち)のプロフィール画像
  • 関東在住のIT関係の会社員男
  • 総合旅行業務取扱管理者資格所持
  • 休み、ワーケーション、仕事帰り…隙あらば、ふらっと出かけます
  • 旅の信条は、リーズナブルに快適・満足な旅にすること
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