伊勢志摩ライナーの車両全景

伊勢志摩ライナーのオススメ座席や予約方法は?

伊勢志摩ライナーで便利に、快適に伊勢志摩へ向かうコツをご紹介!
2024/9/3  2024/9/5

大阪・京都・名古屋と伊勢志摩を結ぶ近鉄特急「伊勢志摩ライナー」の座席やグループ席など車内の様子、オススメの座席や料金、予約方法に加え「しまかぜ」との違いを5分でわかる記事でご紹介します!

伊勢志摩ライナーってどんな列車?
大阪難波・名古屋・京都と伊勢志摩を結ぶ特急列車
リゾート感のあるスタイリッシュな車両
座席はどんな感じ?
デラックスシートとレギュラーシートの2クラス座席
2~4人用のゆったりボックス席も
コンセントやWi-Fi事情は?
料金や予約方法は?
乗車券&特急券が必要
予約は駅やウェブ予約等から

伊勢志摩ライナーってどんな列車?

伊勢志摩ライナー」は、大阪難波・名古屋・京都のそれぞれと伊勢・志摩エリアを結ぶ近鉄の特急列車です。
伊勢志摩ライナーの側面ロゴ
伊勢志摩のリゾート地を結ぶ特急ならではのリゾート感のあるスタイリッシュな車両が、旅の移動時間を盛り上げてくれます。この記事では、そんな特急「伊勢志摩ライナー」の楽しみ方や気になる予約方法、観光特急「しまかぜ」との違いなどの”実際のトコロ”を実体験をもとにご紹介します!

座席はどんな感じ?

この列車は6両編成で、1車両がデラックス座席車両、1車両がサロン・ツイン席(半個室)車両、残りの4両がレギュラー座席車両となっています。この項で、それぞれの座席タイプについて詳細をご紹介します。

デラックスシートとレギュラーシートの2クラス座席

まずは、上位クラスの「デラックスシート」をご紹介します。こちらは、先頭・又は最後尾の1両に設定される上位クラス(JRでいうところのグリーン車)に相当する座席です。
伊勢志摩ライナーのデラックスシート車両全景
2+1列のゆったりとした座席配置で、幅もシート間隔もゆとりがあって長時間の乗車でも快適に過ごすことができます。数百円の追加でゆったり少し贅沢な旅時間を過ごせるため、せっかくの利用時にはこちらの座席がおすすめです。

また、こちらが4両分設定される「レギュラーシート」で、いわゆる普通席に相当する座席です。
伊勢志摩ライナーのレギュラーシート車両全景
こちらは2+2列配置のオーソドックスな座席配置です。
どちらの座席もひじ掛けにサイドテーブルが収納されており、飲み物やお弁当類を置くことは可能です。ただし、パソコンを開くには少し物足りないかもしれません。

なお、先頭車両には全面展望を楽しめるスペースが設置されています。お子さんがいらっしゃる方はここで景色を楽しむのも一興かもしれません。
伊勢志摩ライナーの展望スペース

2~4人用のゆったりボックス席も

この列車には、2人利用時に予約できる向かい合わせのツインシートや、3~4人用のボックス型のサロンシートがそれぞれ6グループ分設置されています。
こちらの写真が4人用のサロン席です。
伊勢志摩ライナーのサロン席
個室の用に仕切られた空間ではありませんが、大型の窓とテーブルが設置されています。
こちらの写真が2人用のツイン席です。
伊勢志摩ライナーのツイン席
どちらも、人数の要件さえ満たせばレギュラー座席と同じ料金ですので、グループでの利用時は特にオススメです。

コンセントやWi-Fi事情は?

始発から乗り通すと2時間~2時間45分ほどかかる道中、コンセントやWi-Fiの状況は気になるところです。伊勢志摩ライナーにはコンセントやWi-Fiのどちらも完備されていました。
コンセントは、デラックス座席は各座席に1つずつ、サロン席やツイン席はグループで2つ、レギュラー座席は2席で1つ設置されています。無料Wi-Fiは各車両で利用できました。

車内販売はある?

伊勢志摩ライナーの車内販売事情ですが、結論としては車内販売はありません
ただし、飲料の自販機が1か所設置されていますので、お茶やジュース、コーヒー等はこちらで現金で購入することができます。
伊勢志摩ライナー車内の自販機

観光特急「しまかぜ」との違いは?

この記事をご覧になっている方は、伊勢志摩ライナーと全く同じ区間を走る観光特急「しまかぜ」との違いが気になる方も多いと思います。
基本的には、しまかぜの方が観光特化で設計され、かつ比較的新しい車両ということもあり、座席などのファシリティや車内販売などのサービスについても、全体的にしまかぜに軍配が上がるように感じます

一方、伊勢志摩ライナーもしまかぜ登場以前にはフラッグシップ特急だったこともあり、先ほどご紹介したデラックス座席や半個室座席など、ファシリティ面では引けを取らないものがあります。そのため、列車のダイヤと旅の旅程とを比較して、便利な方の列車に乗るということでも全然良いと思います。

伊勢志摩ライナーとしまかぜの違い
伊勢志摩ライナー しまかぜ
座席クラス レギュラー(2+2列)・デラックス(2+1列) 全席プレミアム(2+1列)
個室等 2人用ツイン・3~4人用サロン 3~4人個室・4~6人サロン
車内販売 なし(自販機のみ) カフェ車両・ワゴン販売
なお、観光特急しまかぜの座席や車内販売・予約方法などは以下の記事で詳しくご紹介していますので、どちらに乗るか悩んだ際の比較などにぜひご覧ください。
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料金や予約方法は?

最後に、この列車を利用する際の料金や必要な切符についてご紹介します。

乗車券&特急券が必要

この列車の利用には、「乗車券」(紙の切符やICOCAなどのICも可)に加えて「特急券」が必要です。また、この列車は全席指定席のため、事前の特急券購入時に座席を指定します。

近鉄の「週末フリーパス」を利用する際は、「特急券」のみ購入すればOKです。

特急券:特急料金(+特別車両料金)

この列車の特急券は、レギュラーシートまたはサロン席・ツイン席を利用する際は特急料金のみ、デラックスシート利用時は特急料金に加えて特別車両料金が必要です。
具体的には下表の通りの金額です。

伊勢志摩ライナー利用時の大人1人当たりの運賃や料金[1]
大阪難波~伊勢市 乗車券 ¥2,170 切符やICOCAなどの交通系IC等
特急券 特急料金¥1,340(+特別車両料金¥320) デラックスシート利用時のみ特別車両料金が必要
名古屋~伊勢市 乗車券 ¥1,740 切符やICOCAなどの交通系IC等
特急券 特急料金¥1,340(+特別車両料金¥320) デラックスシート利用時のみ特別車両料金が必要
京都~伊勢市 乗車券 ¥2,430 切符やICOCAなどの交通系IC等
特急券 特急料金¥1,640(+特別車両料金¥420) デラックスシート利用時のみ特別車両料金が必要

予約は駅やウェブ予約等で1ヶ月前の10:30から

近鉄の特急券は、1か月前同日の10:30に発売(予約)開始となります。デラックス席やサロン席、ツイン席は比較的早めから埋まるため、予定が決まった時点で早めの予約がオススメです。
特急券発売日(近鉄):1か月前の10:30に発売開始
特急券は駅で購入(予約)できるほか、近鉄の特急券ウェブ予約サービスからも発売開始時刻から予約・購入することも可能です。私は近鉄沿線ではないため、決済までウェブで完結し発券不要なチケットレスで乗車できるウェブ予約が便利でした。ウェブ予約でも、シートマップを見ながら予約できます。
なお、会員登録してウェブ予約サービスを利用すると10%がポイント還元されたため、何度も乗る機会があればウェブ予約から予約するのがお得です。

いかがでしたでしょうか? この記事が、伊勢志摩エリアでの旅の計画の一助になれば幸いです!

  1. 料金の出典:近鉄ウェブサイト「近鉄特急のご案内」(2024年6月現在の情報を基に算出)

プロフィール

とっち

管理人(とっち)のプロフィール画像
  • 関東在住のIT関係の会社員男
  • 総合旅行業務取扱管理者資格所持
  • 休み、ワーケーション、仕事帰り…隙あらば、ふらっと出かけます
  • 旅の信条は、リーズナブルに快適・満足な旅にすること
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