観光列車「HIGH RAIL 1375」と甲州グルメをまとめて楽しむ半日旅のモデルコース&旅支度TODO。お昼は甲府グルメを楽しみ、夜は星空案内人と満天の星空を観賞する贅沢なひと時を。
今回の旅のルートマップはコチラ。
青いラインが旅のスタートとなる中央線、緑のラインがHIGH RAIL星空のコースである小海線、紫のラインが帰路の北陸新幹線のルートです。見どころや乗り換えポイントをピンで表示してあり、ラインやピンをタップすると補足情報を表示できます。
新宿からは特急「かいじ」に乗り約1時間半で甲府につきます。この区間は速達タイプの「あずさ」と合わせて30分に1本のペースで特急が出ているので、交通機関の時間に縛られずに旅程が組めるのが嬉しいところ。「かいじ」は甲府が終点なので、車内で飲んでも寝過ごす心配がありません(もう飲んでます 笑)。
甲府に着いたら、駅前やエキナカで甲州グルメを楽しみます。
甲府駅前にあるほうとうの有名店「小作」にて、少し遅めのお昼ご飯を頂きます。ご存じない方に「ほうとう」を少しだけ解説すると、平たい極太の麺(ほうとう)と野菜や芋、きのこなどを味噌ベースで煮込んだ甲州地方の具だくさんな郷土料理です。特に、これからの寒い季節には最高です。
このお店はお昼時に行くとしっかり並ぶことも多いですが、この日は休日でも時間をずらしたので、ほとんど待たずに入れました。
今回いただいたのは、具材に豚肉をプラスした「豚肉ほうとう」です。注文してから調理されて鍋のまま出てくるため、熱々ホクホクです。
甲府に来るたびによく立ち寄りますが、今回も大変美味でした。ごちそうさまでした。
葡萄一番館
新潟駅のぽん酒館や、長野駅の信州くらうどなど、エキナカでサクッとお酒を楽しめるお店があるのは、お酒好きの旅好きにはありがたいですね。
甲府グルメを満喫した後は、観光列車の始発駅である小淵沢駅まで小一時間ほど列車移動し、いよいよ星空観賞の旅に移ります。
小淵沢駅からは、「HIGH RAIL 星空」号の旅が始まります。この列車は全車指定席なので、あらかじめ指定席券(840円)を購入する必要があります。
車内は、リクライニングができる普通の二人掛けクロスシート、4人用のボックスシート、窓側を向いたペアシート、一人向けで窓側を向いたソロシートの4種類があります。今回は夫婦で参加したのでペアシートです。少し誤算だったのは、車内が明るいため、夜はあまり外の景色が見られませんでした。車窓を楽しむなら昼の便がよさそうです。
観光列車「HIGH RAIL 1375」の車内の様子や見どころ、この後ご紹介するお弁当や予約方法はこちらの記事で詳しくご紹介しています!
ここから夜ご飯代わりの特製弁当と、メインの星空観賞へと続きます。
この他には、お土産やドリンク、スナックなどが買える物販カウンターや、星空上映会も開かれる半円スクリーンルームが併設されています。
ちなみに、シングルシートはこんなデザインです。
この列車の指定席を予約した後に、スマホから「ネットでエキナカ」を利用して「HIGH RAIL 星空」限定の弁当を予約していました。予約したお弁当は車内で受け取り、夜ご飯タイムです。なお、特製弁当は当日販売はありませんので、4日前まで予約が必須です。
小淵沢や甲府で有名なお弁当メーカー「丸政」さんのお弁当です。信州の特産物を生かしたお弁当は、ボリューミーで満腹になりました。今回は食べてばかりです。
途中の野辺山駅では50分ほど停車し、この時間を利用して駅近くの高台で星空観賞会が開かれます。
標高1345m地点にあるこの駅は、JRでは最も高い場所にある駅で、その分空気がとても澄んでいるので星空観賞には最適です(その分冬は寒い!)。星空案内人の方がガイドになって、それぞれの時期に見られる星座や星の見方を生で解説してくれます。
写真にあるように、この日は月がきれいだったものの、その分暗い星まではあまり見えませんでした。それでも都会よりはたくさんの星が見られます! ちなみに、雨の日は外に出られない代わりに、車内のスクリーンルームで星空上映会が開かれるようです。
星空観賞会が終わると、一路佐久平・小諸駅に向かってひた走ります。
物販を覗いたり、食べ物をつまんだり飲んだりしながらのんびり過ごします。今回は、新幹線接続駅の佐久平駅で降りて、ちょうどよく接続する新幹線で東京に帰りました。
今回、旅の前に準備したことは以下の通りです。