あをによしの外観

観光特急あをによしの座席や車内販売、料金や予約方法

大阪・京都と奈良とのアクセスを上質な旅時間に変えるコツ!
2024/8/20  2024/8/24

大阪難波・京都と奈良を結ぶ近鉄の観光特急「あをによし」で上質な旅時間を。列車の特徴や座席・車内の様子、車内販売などの楽しみ方や車窓の見どころ、料金・予約方法、一人旅で利用する際の注意点などをご紹介!

「あをによし」ってどんな列車?
大阪難波・京都と奈良を結ぶ観光特急
煌びやかな車内で目的地への旅を盛り上げる
列車の特徴は?
短い乗車時間ながら、ゆったりと目的地へ
車内販売で一層上質な旅時間
荷物スペースがあり、大荷物でも安心
座席はどんな感じ?
2人用のソファーシート
3~4人用のサロンシート
車内販売はどんな感じ?
2号車に車内販売カウンターあり
スイーツ等の軽食やグッズ販売を楽しめる
料金や予約方法は?
乗車券&特急券が必要
予約は駅やウェブ予約等で1ヶ月前の10:30から

「あをによし」ってどんな列車?

あをによし」は、奈良と京都・大阪難波を結ぶ近鉄の観光特急です。
あをによしの外観
観光や歴史旅の拠点となる3都を巡る旅を、煌びやかな列車の旅で盛り上げてみませんか? この記事では、そんな「あをによし」の楽しみ方や気になる予約方法などの”実際のトコロ”を実体験をもとにご紹介します!

列車の特徴は?

短い乗車時間ながら、ゆったりと目的地へ

京都~奈良~大阪難波間は、それぞれ30分ほどで移動できるご近所どうしの都市です。
平城宮跡を横切って走るため、歴史をすぐそばに感じられる
快速列車などでもそこまで時間はかかりませんが、「あをによし」は1+1列の余裕のある座席や車内販売など、短い移動時間もゆったり、豪華な時間を過ごせる仕掛けがいくつもあります。
あをによしのツインシート
せっかく奈良・京都・大阪を旅する際には、あえて「あをによし」を利用してみるだけの魅力があります。

車内販売で一層上質な旅時間

列車には車内販売カウンターがあり、列車限定のスイーツや軽食、クラフトビールやソフトドリンク等が販売されています。
あをによしの車内販売
この他に、オリジナルのキーホルダーなどのグッズも販売されていますので、ゆったり移動時間を一層楽しい時間に彩れます。

荷物スペースがあり、大荷物でも安心

この列車が結ぶ3都市を旅行する際は、拠点を動かし大荷物で移動することも多いかと思います。この列車では、座席間のスペースや網棚のほか、車端部には大きなスーツケースを格納できる荷物スペースも設置されているため、大荷物でも気兼ねなく移動できます。

座席はどんな感じ?

「あをによし」の座席は、1+1列のかなり余裕のある配置です。具体的には2人用のツイン席と、3~4人用のサロン席で構成されています。この項ではそれぞれの座席の特徴をご紹介します。
あをによしの座席車両全景
なお、各座席の壁際にはコンセントが完備されており、車内では公衆Wi-Fiも利用できます

2人用のソファーシート(ツイン席)

この列車の基本の座席が、こちらの2人用ツイン席です。ツイン席は2パターンあり、片側(A,B席側)はテーブルを挟んできれいに向かい合わせた席です。
あをによしのツイン席
もう片側(C,D席側)は、以下のようにテーブルを挟んで、窓に45度向いた向かい合わせの席です。
あをによしのツイン席
どちらも座席自体は同じですので、好みに合わせて選択すればよいかと思います。

3~4人用のサロンシート(サロン席)

2号車には、3~4人利用時専用のグループ席(サロン席)が3か所(12席)設置されています。座席どうしが簡単に仕切られており、グループで水入らずな時間を過ごすにはピッタリです。
あをによしのサロン席
3~4人で利用する場合にのみ予約でき、サロン席は3人で利用しても残りの座席にほかの方が来ることはありません。

車内販売はどんな感じ?

この列車の2号車には車内販売カウンターがあり、列車限定のスイーツや軽食、クラフトビールやソフトドリンク等が販売されています
あをによしの車内販売カウンター
具体的には、列車限定のバターサンドやジェラート等のスイーツ、肉まん等の軽食に、コーヒー・紅茶などのソフトドリンクのほかクラフトビールなどのアルコールの販売もあります。
この他、列車限定のキーホルダーなどのグッズ販売もあるため、旅のお土産にも最適です。
なお、支払い方法は現金のほかにキャッシュレスも一通りの支払い方法が利用できました。

料金や予約方法は?

最後に、この列車を利用する際の料金や必要な切符についてご紹介します。

乗車券&特急券が必要

この列車の利用には、「乗車券」(紙の切符やICOCAなどのICも可)に加えて「特急券」が必要です。また、この列車は全席指定席のため、事前の特急券購入時に座席を指定します。
近鉄の「週末フリーパス」を利用する際は、「特急券」のみ購入すればOKです。

この列車の特急券は、特急料金に加えて特別車両料金が必要で、具体的には下表の通りの金額です。

あをによし利用時の大人1人当たりの運賃や料金[1]
大阪難波~奈良 乗車券 680円 切符やICOCAなどの交通系IC等
特急券 730円 特急料金520円+特別車両料金210円
京都~奈良 乗車券 760円 切符やICOCAなどの交通系IC等
特急券 730円 特急料金520円+特別車両料金210円

予約は駅やウェブ予約等で1ヶ月前の10:30から

近鉄の特急券は、1か月前同日の10:30に発売(予約)開始となります。また、この列車はインバウンドにも人気があるようで比較的混雑していますので、予定が決まったタイミングで早め予約することが肝要です。
特急券発売日(近鉄):1か月前の10:30に発売開始
特急券は駅で購入(予約)できるほか、近鉄の特急券ウェブ予約サービスから購入することも可能です。私は近鉄沿線ではないため、決済までウェブで完結し発券不要なチケットレスで乗車できるウェブ予約が便利でした。ウェブ予約でも、シートマップを見ながら予約できます。
なお、会員登録してウェブ予約サービスを利用すると10%がポイント還元されたため、何度も乗る機会があればウェブ予約から予約するのがお得です。
あをによしの記念乗車証

一人旅で利用する場合の予約方法

この列車は、2人専用のツイン席と3~4人専用のサロン席の構成のため、一人旅で利用する場合は切符の買い方を工夫しなければなりません。
具体的には、大人の一人旅利用時には大人1名に加え子供1名の2人予約として、ツイン席を予約することで利用可能です(そのため、料金が若干割高になります)。

あをによしを大人1人利用時の運賃や料金[1]
大阪難波~奈良 乗車券 680円 大人1人分でOK
特急券 1,100円 大人1人(730円)+子供1人(370円)の料金
京都~奈良 乗車券 760円 大人1人分でOK
特急券 1,100円 大人1人(730円)+子供1人(370円)の料金

いかがでしたでしょうか? この記事が、奈良・京都・大阪を結ぶ旅の計画の一助になれば幸いです!
また近鉄では他にも、奈良の吉野と大阪を結ぶ観光特急も運行されています。こちらも別の記事でご紹介しています!

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参考:大阪や新大阪から難波や鶴橋へのアクセスは?

あまり大阪を訪れない方は、キタのターミナル駅である大阪駅(梅田駅)や新大阪駅から、あをによしが発着する難波駅や鶴橋駅へのアクセスで迷う方もいらっしゃるかもしれません。参考に、これらの駅から迷いにくいアクセスルートをご紹介します。
新大阪・大阪・梅田から鶴橋・難波・上本町へのルート。新大阪・大阪(梅田)から難波や阿部野橋(天王寺)へは地下鉄御堂筋線に乗れば1本です。鶴橋や阿部野橋(天王寺)は大阪駅から環状線が便利です。
あをによしの始発・終着駅の近鉄大阪難波駅へは、新大阪駅・大阪駅・梅田駅ともに地下鉄の御堂筋線(赤色の線)に乗れば乗り換えなし(なんば駅で下車)です。なお、大阪駅と梅田駅は歩いてすぐの位置関係です。
続いて、鶴橋駅の場合は、JR大阪駅から大阪環状線(外回り)が便利です。鶴橋駅には、降りたホームにJRと近鉄の乗換改札があります。
他にもアクセスルートはいくつもありますが、迷ったらこのルートを利用しておけば分かりやすく、間違いがないと思います!

※料金やルールは変更される場合がありますので、必ずご自身でも駅などでご確認ください。

  1. 料金の出典:近鉄のあをによし公式ページ(2024年6月現在の情報を基に算出)

プロフィール

とっち

管理人(とっち)のプロフィール画像
  • 関東在住のIT関係の会社員男
  • 総合旅行業務取扱管理者資格所持
  • 休み、ワーケーション、仕事帰り…隙あらば、ふらっと出かけます
  • 旅の信条は、リーズナブルに快適・満足な旅にすること
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