青春18きっぷで東京から名古屋・大阪へ快適ルートで向かうモデルコースの旅ログ。ロングシートや混雑を避け、グリーン車やホームライナーも活用!旅行であえて青春18きっぷを利用するメリットや活用法もご紹介!
今回は「東京から名古屋・大阪へできるだけ快適に18きっぷで旅する」をテーマにルート選定した旅行の旅ログです。
クロスシートや特急車両など快適な列車を選びつつ、道中お土産や思い出巡りをしながら、ゆったり快適な旅行を楽しんでみたいと思います。東京から名古屋・大阪へ向かう際のルート選定の参考になれば幸いです。
写真は道中で買ったお土産たち。沼津のだしップス、浜松のうなぎパイ、名古屋のしるこサンド、大阪の岩おこしとカール、そして別日で岡山まで足を延ばしたときに買ったきびだんご。旅の醍醐味は途中下車にあり!
ちなみに、久しぶりに18きっぷを手にした経緯はというと、学生の時には移動費を浮かすために、それこそ山口の萩から大阪まで13時間揺られっぱなしの旅なんてこともしていましたが…最近は新幹線やら飛行機やらと贅沢を覚えてしまい…この年末に”初心”を思い出そうと久しぶりに18きっぷを手に大阪に行こうと一念発起したとの次第です。
ただ、今はさすがに同じような旅をしてはお尻が持たないので(笑)上記のテーマ設定をしてみました。それでは、以下旅ログです。
旅は上野駅からのスタートです。有人改札で「1回目」に日付のハンコを押してもらい※、東海道線(上野東京ライン)の普通熱海行きに乗り込みます。
※2024年冬シーズンから18きっぷのルールが変わったため入鋏は不要になりました。
この列車にこれから2時間近く乗るため、さっそくグリーン車の贅沢を発動です。首都圏近郊の東海道線には「グリーン車」が備わっており、追加料金を支払うことで青春18きっぷでも快適なグリーン車に乗車することができます。座席は写真のように、リクライニング&テーブル付きのゆったりシートです。
珍しくアテンダントさんも乗務しているため、飲み物やおやつを買うこともできます。
また、今回は貯まっていた「JREポイント」を利用して現金だと1,550円かかるところを600ポイントでお得にグリーン券を交換しました。ポイント単価が1円以上になるお得な交換先です。使い道に困っている方にはお勧めです。
終点の熱海で降りて沼津方面の列車に乗り換えます。ここから、今回の目玉となる「ホームライナー」を利用すべく沼津で途中下車します(詳細は後ほど)。
ここまで少し早めの列車に乗ったのは沼津で「だしップス」を買うためでした。出汁が効いた甘めの一口チップスで、以前沼津の道の駅で買って以来お気に入りのおやつです。
今回は気晴らしに駅前でカーシェアを借りてドライブしながら買いに行きましたが、エキチカのお店でも売ってます。ぜひ。
浜松のうなぎパイも売っていたのでこれも購入しちゃいました。
ちなみに、余談ですが…もっと早い列車に乗って熱海でひとっ風呂浴びようと思っていたのですが…寝坊して予定が崩れました(笑)。
日も落ちた夕方、今回の快適旅行の目玉になる「ホームライナー」に乗車します。
ホームライナーは平日のみ運転される座席定員制の列車で、当日に乗車駅で330円のライナー券を購入することで乗車できます。夕方のホームライナーのライナー券は、当日の16時から発売されますが、直前でも難なく買えます。
この列車は通勤需要に応える列車のため朝夕にしか運転されませんが、特急に使用される車両をあてがって快速運転されるため、この区間の普通列車と比べて圧倒的に快適かつ速い(リクライニングシート&浜松まで1時間半強で着く)です。
この列車に乗車すると当日中に在来線では大阪には着けない点がデメリットですが、例えば今回のように名古屋を当座の目的地にするなど、その点をうまく吸収出来れば、普通列車と比較して選ばない手はありません!
ホームライナーで難所を難なく(むしろ快適に)超えた先では、スムーズな乗り換えで名古屋まで向えます。
浜松から豊橋の30分間は各停で移動します。クロスシートかロングシートかは運の要素もありますが…基本的にはクロスシートの車両が来るようです。
東海エリアから西日本エリアにかけては転換クロスシートが多く、東日本エリアのボックスシートに比べてゆったり座れます。
豊橋から名古屋方面へは快速に乗り換えます。
名古屋への乗換の選択肢としては、4分後の特別快速か9分後の区間快速になりますが、皆さん隣のホームの特快の方にダッシュされて混み合う一方で、区間快速は向かいのホームに止まっているうえにガラガラです。空いてる列車で快適に向かうという観点では9分後の区間快速も選択肢です。実は名古屋への到着時刻は15分程度しか違いません。
(と言いつつ、今回はより速い特別快速に乗車しました)
そうして22時前に名古屋駅に到着し、本日の旅行はここで終了です。
今回は東横インのポイントを使って無料で泊まれました。店が空いていれば手羽先でも食べようかと思いましたが、繁華街は騒がしすぎたので、諦めて部屋飲みで…。
名古屋ではお土産に「しるこサンド」を入手し、腹ごしらえは駅ホームできしめんです。
JRの名古屋駅には、新幹線も含めて各ホームに駅そばならぬ「駅きしめん」のお店があります。圧倒的な愛を感じますね(笑)
昔乗ったことのある路線にもう一度乗りたいというモチベーションで、関西本線を利用する遠回りルートを利用しました。なお、名古屋から柘植の間は両数が少なく混雑しがちなため、快適旅行の観点では東海道線ルートが王道だと思います。
名古屋から亀山は2両編成の快速です。1時間に1本と本数も少ないため、早めに乗らないと席が埋まります。
亀山からはJR西日本区間に入り、気動車に乗り換えます。
接続時間は良いものの1両編成の場合もあり、席は争奪戦になります。そのため、今回は亀山駅でも途中下車して1時間後次の列車に乗ることにしました。
草津からは関西圏の代名詞「新快速」も走っていますが、普通列車に乗っても大阪までであれば、そこまで到着時刻は変わりません。
来た列車に乗ればOKです。
そうこうしている間に目的地の大阪に到着です!
いかがでしたでしょうか。「青春18きっぷ」はうまく使うことで”安い”だけではない旅の魅力を引き出すエッセンスになったりします。
この記事が、そんな旅行の参考になれば幸いです!