観光列車「指宿のたまて箱」に乗り、砂蒸し温泉で有名な指宿温泉で一泊するゆったり旅のモデルコース。空港から近いオススメ観光地の霧島神宮や霧島温泉にも立ち寄り、オススメの鹿児島空港グルメもご紹介!
今回は、鹿児島・指宿をゆっくりする旅行です。鹿児島からの移動には観光列車「指宿のたまて箱」を利用し、移動時間も含めて旅時間を存分に楽しめるプランを作り、実際に旅して気づいた”実際のトコロ”も含めてご紹介します!
また、記事の最後ではおまけとして、鹿児島空港を利用される方にオススメの半日オプション旅行(「OPT」の見出し)もまとめています。鹿児島空港が鹿児島市内エリアと霧島エリアの間にある立地を生かして、霧島神宮や霧島温泉もサクッと回ります。
今回の旅のポイントを地図にプロットすると以下の通りです。タップすると説明を表示できます。
旅は鹿児島中央駅を正午前に出発する観光列車「指宿のたまて箱」からスタートします。この列車は指宿と鹿児島のアクセスに特化した観光特急で、1時間弱をノンストップで指宿駅まで結びます。
ちょうどお昼時なので、車内でランチをいただくことに。今回は車内販売で黒豚とたまごサンドの「いぶたまサンド」と、デザートにいぶたまプリンを選びました。その他にも、以下のような選択肢がありますのでお好みでチョイスすると楽しいです。
観光列車「指宿のたまて箱」の車内の様子や楽しみ方は以下の記事で詳しくご紹介しています。
駅に着いたら、さっそく名物の砂蒸し風呂へ向かいます。近場では駅から1.5キロくらいの距離に「砂蒸し会館 砂楽[2]」があるので、こちらへ。
帰りは歩くつもりで、往路はタクシーを利用しました。
その他のアクセス手段としては、レンタサイクルや路線バス[3]もあります。ただ、バスと列車の接続は良くないので、バスは砂楽からの帰りに利用するのが得策かもしれません。
訪れたのは週末の昼過ぎ時間帯ですが、この時は特に待ち時間なく受付を済ませいざ砂蒸しへ。砂楽は、タオルを含めて必要なものはすべて借りられるため手ぶらで行っても大丈夫でした。
この日は雨が降ったりやんだりのぐずついた天気でしたが、屋根付きの砂蒸しスペースがあるので、荒天でない限りは天気を心配しすぎる必要はなさそうです。
なお、そのために青空の写真が取れなかったので…晴れたらこんな感じの写真を載せておきます(笑)。
今回のお宿は、休暇村指宿です。
休暇村は全国にありますがどこも自然豊かな場所に位置しており、のんびりするにはもってこいです。価格も比較的リーズナブルなのが嬉しいところ。
それゆえ、指宿の休暇村も駅から歩くには少し遠いですが、指宿駅から無料の送迎バスが出ています。
実はここ、宿の中にも砂蒸し温泉があるのがオススメポイントの一つです。
指宿に宿はいくつもありますが、施設内に砂蒸し温泉がある宿はあまり多くありません。ご飯を食べた後や宿で飲んびしながらシームレスに砂蒸しできるのは、ここに泊まる大きな利点だと感じます。
大浴場のほかに貸切のオーシャンビューの家族風呂もあって温泉三昧できます。
オススメは朝イチの朝日が見られる時間帯。錦江湾の向こう、大隅半島から昇る朝日を贅沢に楽しめます。
宿でのんびりする時は料理も醍醐味の一つですが、食事も大満足です。
しっかり食べたかったので、頼んだのはお肉も魚も楽しめるコース+ビュッフェのプラン。
飲んで食べて、蒸されて浸かってしていたら、一泊はあっという間でした…。
ここで、翌日の朝や1日目の午後のオプションプランをご紹介します。
せっかく鹿児島の端っこ近くまで来たので、もう少し足を延ばして日本最南端のJR駅である西大山駅や、その先の最南端の終着駅の枕崎駅まで足を延ばしてみるのはいかがでしょうか。
西大山駅は、開聞岳とのツーショットでも有名です(写真はあいにく心で見る開聞岳ですが…)。
また、枕崎駅には「最南端の終着駅」の看板があり、遠くに来た感を得るには最適です(笑)。近くに焼酎蔵などもあるので、観光としても楽しい場所です。
自由に動くなら指宿で車を借りるのが便利ですが、列車も古いディーゼル車が旅情を誘ってオススメです。列車は本数が少ない区間ですが、昼間は枕崎行に乗れば西大山駅で1~2分止まってくれるダイヤになっているので、一度にどちらも楽しめます。
余談ですが、北端の稚内駅にも同じ看板の北バージョンがあります。機会があれば南北端の旅もいかがでしょう。
今回はまっすぐ11時前のいぶたまで鹿児島へ戻ることに。桜島や錦江湾の景色を横目にスイーツを味わいながら鹿児島へ帰ります。
指宿をのんびりする旅はこれで終わりです!
最後に、鹿児島空港を利用される方に向けて、+1か所楽しめる霧島のオプションプランをご紹介します。
霧島を紹介する理由は、その立地条件に依ります。鹿児島空港は鹿児島市内から40キロ以上あって結構距離がありますが、一方で霧島エリアからは30キロ弱の距離にあり、アクセスが比較的容易です。
飛行機を遅めの便にして空港で大きい荷物を預け、空港でレンタカーを借りて身軽に霧島エリアも楽しんでみるのも面白いです。ここでは、霧島温泉の泥パックが有名な温泉と霧島神宮をご紹介します。また、最後に鹿児島空港でいつも食べるグルメをご紹介します!
空港からは車で40分ほど走ると、緑の中に朱色の社殿が映える霧島神宮へアクセスできます。
海を楽しむ指宿とは打って変わって、森の緑を感じる時間もまたリラックスできる時間です。
そして、霧島神宮から車で5~6分のすぐ近くにあるのが、泥パックで有名な「さくらさくら温泉[4]」です。
全国でも珍しい天然の泥湯で、露天風呂の脇には泥パックができるスポットもあり、見た目にもユニークな体験を楽しめます。
この他、20分くらいの場所には日本の中でも指折りのスケールの大浴場がある霧島ホテルもあり、日帰り温泉巡りだけでなく、もう一泊しても十分楽しめるエリアです。
最後に空港グルメのご紹介です。私はいつも「大空食堂」というお店で鶏飯バイキングをいただいています。
鶏飯は、鶏肉、干ししいたけ、錦糸卵、パパイヤ漬け、ゴマなどをご飯に乗せて鶏ガラだしをかけていただく奄美の郷土料理です。このお店では好きな具材をバイキング形式で乗せていただくことができます。
他の鹿児島料理も含めてリーズナブルなので、最後の一食でよく利用しています。
今回の旅の準備(予約)リストと予約時期は以下の通りです。
※記載の情報やリンクは2024年11月現在