サンライズ瀬戸・出雲との2人旅にも最適な「シングルツイン」のベッドなどの設備やサンライズツインとの違い、快適に過ごせるかや1人利用・2人利用時の料金を豊富な写真とともに5分でわかる記事でご紹介します!
サンライズ瀬戸・出雲のB寝台個室「シングルツイン」は、1編成に8部屋設定されている、カップルや友達同士での二人旅には最適な人気の個室です。
個室内は上下に2段ベッドとなっており、シングルと比較して少し広めの部屋として一人で利用することも、ツインルームとして2人で利用することも想定した内装・料金となっており、快適に夜を過ごして翌朝の準備をするために必要な設備が必要十分に配置されています。
この記事では、そんな「シングルツイン」にフォーカスした個室設備や料金、併せて「サンライズツイン」との違いも比較してご紹介します。
まずは、シングルツインの個室内の設備を詳しくご紹介します。
シングルツインは、部屋の床面積はシングルと同等ですが、高さが2フロア分あり、その高さを生かした2段ベッドの構成となっています。
ドアを開けてすぐのスペースが通路&荷物置きスペースとなっており、左右のどちらかに上段ベッドへ通じる階段となっています。
以下の写真が、下段ベッドと階段の写真です。
階段は踏板の奥もスペースになっており、通路とともにここにもリュックなどの手荷物をしまえるようになっています。
こちらは上段ベッドの写真です。
ベッドは上段、下段とも「シングル」のベッドと同等の広さはあるようで、窮屈という感じはありませんでした。
なお、比較として「サンライズツイン」では、このように平屋の部屋に通路を挟んで2つのベッドが並んでいます。
サンライズツインの方が床面積が広い分開放感はありますが、シングルツインも、2フロア分ぶち抜きの高さや2段ベッド、次にご紹介するベッドの変形による秘密基地感も相まって、どちらも魅力的でした。
こちらは、シングルツインだけにある設備で、なんと下段のベッドは変形させることで向かい合わせの座席にすることができます。
下段のベッドのマットレスが3分割になっており、座席位置に動かすだけなのでお手軽です。
座席タイプにすることで窓際のミニテーブルを跳ね上げられるようになります。夜にしっぽり飲みながら過ごすもよし、目覚めた後に朝日を感じながらコーヒータイムにするもよし、過ごし方も自由です。
加えて、上段のベッドは跳ね上げることができるため一人で利用する際や、座席タイプにして二人で過ごす場合などは、広々と空間を利用することもできます。跳ね上げる際は、ベッド底面(下段側から見上げる位置)にある取っ手を引くことでロックが解除されて跳ね上げられるようになります。
なお、座席タイプにするにあたっては、敷かれているシーツを一度はがす必要があるので、再度ベッドタイプに戻す際はシーツを自身で式直す必要がある点は注意です(上段のベッドは、敷かれているシーツをそのままに跳ね上げられます)。
サンライズで一晩を過ごすからにはできるだけに快適に過ごしたいトコロ。
シングルツインでは、他の個室同様に空調の強弱や照明は個別に調整できます。スイッチは下段ベッドにまとめて配置されています。ちなみに、上段ベッド側のブラインドは、下段のスイッチから上下させることもできます。
また、階段の1段目奥にコンセント(100V・2A)が1か所設置されていますので、スマホの充電には不自由しません。その他、ごみ袋や紙コップ、寝間着やスリッパ(各々2名分)もしっかり準備されています。
なお、シャワールームや自販機などの共用設備については、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、初めて乗車される方など、気になる方はぜひこちらの記事もご覧ください。
特に二人で旅行するとなったら気になるのが荷物スペース事情ですが、シングルツインは荷物を置けるスペースもしっかり準備されています。
具体的には、以下の場所が利用できます。
室内の設備の違いは、以下の表に総まとめします!
シングルツイン | サンライズツイン | ||
---|---|---|---|
ベッドの構成 | 上下2段ベッド | 通路を挟んだ左右に2つ | |
部屋の広さ | 面積:シングル相当 高さ:2フロア分 |
面積:デラックス相当(シングルの2倍強) 高さ:1フロア分 |
|
アメニティ(スリッパ・寝間着・紙コップ) | 2人分 | 2人分 | |
コンセント | 1つ | 1つ |
シングルツインとサンライズツインで、二人旅でどちらを選ぶかというと…最後は”好み”です! と言ってしまうとそれまでなのですが…個人的には、どちらでも泊まれるとしたら専有面積が広くよりゆったり使える点でサンライズツインに軍配が上がります。ただし、編成当たりにサンライズツインの倍の部屋数がある点では、シングルツインの方が予約をとりやすいかもしれません。
もう少しサンライズツインとの違いを吟味したい方へ、比較対象のサンライズツインにフォーカスした記事もございますので、併せてご覧ください!
最後に、サンライズ瀬戸・出雲のシングルツインの料金を1人利用・2人利用それぞれの例でご紹介します。
シングルツイン | サンライズツイン | ||
---|---|---|---|
料金(特急料金+寝台料金) | 一人利用時 | ¥12,900(¥3,300+¥9,600) | ¥22,000(¥6,600+¥15,400) ※人数に依らず同一 |
二人利用時 | ¥21,700(¥6,600+¥15,100) |
上記の通り、二人で利用する場合はサンライズツインより数百円安いですが、ほぼ同等の料金です。一方で、1人で利用する場合は、2人利用を前提としたサンライズツインでは2名分の料金がかかる一方、シングル利用も想定されたシングルツインでは、通常のシングルより2,000円弱高くなる程度で済みます。
なお、これとは別に、利用人数分の乗車券が必要です。サンライズ瀬戸・出雲の料金や予約の取りやすさなどは、以下の記事で詳しくご紹介しています!
いかがでしたでしょうか? この記事が、快適な寝台列車旅の参考になれば幸いです!
※料金やルールは変更される場合がありますので、必ずご自身でも駅などでご確認ください。