観光列車「いちろく」で〆る贅沢な別府旅モデルコース

別府から博多へ観光列車「いちろく」を使って贅沢〆る旅ログ!
2024/7/30  2024/8/14

別府でゆったり温泉につかり、帰りは観光列車「いちろく」で贅沢に〆る旅のモデルコース。別府八湯の楽しみ方や、いちろくのおもてなしポイント、食事の様子などの実際のトコロをご紹介! 別府旅行計画の参考にも!


今回の旅のテーマは、別府の温泉と新進気鋭の観光列車でいただく1泊2日のグルメ旅です。たっぷり別府の温泉を楽しんだ後は、チェックアウトの時間にちょうど良い時間に列車に乗り込み、旅の〆にピッタリなちょっと豪華な食事や乗車体験ができる無駄のない&欲張りな行程を組みました。

今回のルートや見どころを地図にプロットしたのがこちら。ピンやラインをタップするとポイントが表示できます。初日の移動が茶色のライン、二日目の移動(いちろくの運行ルート)が青色のラインです。

初日は別府で温泉巡り

初日は別府駅に降り立ったところからスタートです。
別府のロケーションは、博多や小倉から特急に乗るもよし、大分空港や北九州空港から向かってもよし、大阪からはフェリーで行くもよし、各地からアクセスしやすい立地にあります。
別府駅の駅名版
駅を出てすぐが、別府エリアの温泉街です。宿に荷物を預けて、地獄めぐりと”ジモ泉”巡りを始めます。

別府地獄めぐりと、ジモ泉も

九州や別府は温泉大国ということもあり、なかなか沼なスタンプ帳が2種類も発売されています。それがコチラ。
別府八湯巡りパスと、九州温泉道パス
一つは、九州各地で八十八湯のスタンプを集める九州温泉道[1]のスタンプ帳、右側は別府で八十八湯を巡る別府八湯温泉道[2]のスタンプ帳です。一部施設は各々の温泉道の重複施設ですが、今回は右側の別府八湯温泉道巡りも目的にしつつ巡ります。
別府には大きく8エリアの温泉地があり、それぞれのエリアに数多くの先頭や温泉宿が点在しています。”ジモ泉”とは地元の温泉(銭湯)のことで、別府には本当にあちこちに銭湯があります。

まずは別府の地獄めぐり[3]から。1つ目の地獄で共通観覧券を購入し、ずんずん巡ります。
別府の白池地獄
こちらは別府地獄めぐりの一つ「海地獄」です。98度のお湯はまさしく地獄らしい煮えたぎりようです。
別府の地獄めぐりは”地獄”が7か所ありますが、5つはこの海地獄がある鉄輪エリア周辺にあります。別府駅からはバスが出ており、「鉄輪」又は「海地獄前」が便利です。今回乗ったバス路線は、冒頭の地図に点線でプロットしました。
なお、休日は鉄輪付近の駐車場で大渋滞することがありますので要注意です。

鉄輪エリアからバスで10分弱ほどの距離に、血の池地獄や間欠泉が有名な龍巻地獄の残り2つが所在しています。
別府の血の池地獄

龍巻地獄からはバスで亀川駅に降りて、JRで別府駅に戻ります(別府駅まで直通するバスもあります)。別府駅から少し歩いたところにある有名な「竹瓦温泉」でひとっぷろ浴びて、初日は終了です。
別府の竹瓦温泉
ここは蒸し湯(砂風呂)もあるユニークな銭湯です。なお、基本的に銭湯系の温泉にはシャワーやシャンプーなどは置いてありませんので、洗髪などは宿の温泉で済ませるのがお手軽です。また、脱衣スペースが小さいところも多いため、銭湯巡りでは荷物は最小限に小銭・タオル・スタンプ帳くらいで行けると便利です。

朝にもジモ泉巡り

二日目も、宿に荷物を置いて朝から温泉巡りです。一湯目は、昨夜の竹瓦温泉からもほど近くこちらも有名な「永石温泉」へ。
別府の永石温泉
なかなかのあつ湯でしたが、先に入っていた地元の方との話が盛り上がって、結局長湯してしまいました。ホカホカ…。
そのままの足で別府駅前の「駅前高等温泉」で〆て、列車の旅へと続きます。
別府の駅前高等温泉
こちらはあつ湯とぬる湯の2種類から選べます。

お昼前に「いちろく」旅がスタート

11時前に別府駅に戻り、観光列車「いちろく」の旅がスタートします。この列車は2024年の4月下旬から運行開始したばかりの新進気鋭の観光列車です。
かんぱち・いちろくのエントランス
車内はこんな感じで、ソファやボックスシートが並ぶ、ゆとりのある座席配置です。
かんぱち・いちろくの3号車全景
観光列車「かんぱち・いちろく」についての詳細は、以下の記事も併せてご覧ください!

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朝からバタバタしないダイヤ設定が嬉しい

この列車、別府駅の出発が11時、由布院駅が12時半ごろと、宿のチェックアウト時刻からゆとりを持った時間に発車するダイヤが組まれています。朝早いとバタバタしたり、はたまた遅いと時間を持て余したり…ということがないダイヤ設定は、旅行計画の際にはかなり助かります。

大分駅を出たころに食事スタート

11時半ごろに大分駅を出たころから、食事が配膳されます。

乗車した日曜日は和食のメニュー。魚や肉、野菜と彩り豊かなお重は見ているだけでも幸せになれます。この列車は、乗車する曜日によって食事メニューが異なるため、別の曜日にもまた乗ってみたいと感じました…!

天ヶ瀬駅でおもてなしイベント

13時過ぎには、途中の天ヶ瀬駅で地元の方によるおもてなしイベントが開催されました。
天ヶ瀬駅でのかんぱち・いちろくのおもてなしイベント
地元の物販のほか、近くの温泉宿の案内もありました。あとから気づきましたが、ここで案内チラシをいただいた宿の温泉は、「九州温泉道」の方の対象になっていたようです。こういう気づきがあるのが面白いところ。今度行ってみようと思います。

「或る列車」とのすれ違いも!

この日は九州の別のレストラン列車「或る列車」も止まっていて、入れ違いですれ違いました。
或る列車
こちらはかなり高級な価格設定でなかなか手が出ないのですが…いつか乗ってみたい列車です。

うきは駅でおもてなしイベント

天ヶ瀬駅から30分ほど進んだ「うきは駅」で再びおもてなしイベントがありました。
うきは駅でのいちろくのおもてなしイベント
こちらでは物販のほかに楽器の演奏があったりと、駅によっても仕掛けが違うのが面白いですね。

飲んだり食べたりしながら、博多へ…

その後は2時間弱、のんびり列車に揺られながら飲んだり食べたりのゆったり時間です。

物販カウンターはメニュー豊富なので、食べ飲みやお土産グッズに困ることはありません

途中からはウトウトもしつつ…そんな贅沢三昧の5時間弱の〆イベントを終えて、博多から帰路につきました。

事前の準備と実施時期

今回の旅行計画の準備と実施時期をご紹介します。

  • かんぱち・いちろくの予約:3/7(発売開始日)に予約。今回はこれがメインイベントの一つかつ、制約条件だったため、この列車の予約からスタートしました。2024年秋の発売分も、発売開始直後にサーバーダウンする人気でしたので、早めの予約が必須です!
  • 飛行機の予約:「かんぱち・いちろく」の予約が取れたタイミングで、JALウェブサイトから。
  • 別府の宿の予約:「かんぱち・いちろく」の予約が取れたタイミングで、OTAから。
  • (参考)別府八湯巡りパス:駅前の観光案内所で発売されています。
  • (参考)九州八十八湯巡りパス:紙のパスは各地の温泉地や、JR九州のターミナル駅のみどりの窓口で発売されています。私は大分駅のみどりの窓口で購入しました。

いかがでしたでしょうか。
この記事が、別府や観光列車旅の計画に向けた参考になれば幸いです!
4人用ボックス席

  1. 九州八十八湯めぐり公式サイト
  2. 別府八湯温泉道公式サイト
  3. 別府地獄めぐり(別府地獄組合)公式サイト

※2024年7月時点の情報です。イベントや施設の営業事情は変化している場合がありますので、旅行の際には必ずご自身でもご確認ください。

プロフィール

とっち

管理人(とっち)のプロフィール画像
  • 関東在住のIT関係の会社員男
  • 総合旅行業務取扱管理者資格所持
  • 休み、ワーケーション、仕事帰り…隙あらば、ふらっと出かけます
  • 旅の信条は、リーズナブルに快適・満足な旅にすること
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