三陸を走る人気レストラン観光列車「TOHOKU EMOTION(東北エモーション)」でランチ・デザートコースを往復で堪能するモデルコース&乗車記。豊富な写真と共にツアーの見どころや楽しみ方をご紹介!
この日は朝の新幹線で八戸まで移動して旅行をスタートします。
改札口で乗車証を見せて入場すると、すでに車両が入線していました。暖冬で行きは少なめでしたが、雪景色に白の車体は映えそうですね。ちょうど10周年を迎えた記念のヘッドマークを付けていました。
エントランスがある2号車のドア前には絨毯が敷かれていて気分が盛り上がります。10分ほど前にドアが開いて、いざ乗車です。
往路は1号車のコンパートメント個室です。それぞれの部屋が半個室になっており、プライベートな空間で食事と車窓を楽しめます。
室内はこんな感じです。ゆったりとしたソファと広々としたテーブルがあり、各部屋にクロークもあるので荷物や上着はそちらに入れることができます。
また、全面の窓が広々と開放感があり、車窓だけでも十分楽しめそうです。
席に着いて早々にウェルカムドリンクをいただき、出発と同時に乾杯です!
TOHOKU EMOTIONは季節ごとにメニューが変わります。今回乗車した際は中国料理のランチコースでした。
実際にシェフが監修した料理は味も見た目も楽しめる、この列車の醍醐味の一つです。今回の料理の品々を以下でご紹介します!
まずは前菜の小鉢盛り合わせです。料理にこだわった列車だけあり、前菜から上品で大変美味です。
ドリンクはノンアルコール、アルコールともにバーリエーション豊かで飲み放題です。私はまずはビールで乾杯。
続いてメイン料理1品目は魚料理、鯛と青ザーサイのさっと蒸しです。ソースがいい味を出してくれます。魚料理は白ワインでいただきます。
メイン2品目は肉料理で、ガーリック豚の柔らか煮込みです。黒酢のソースがいいアクセントで、肉料理ながらさっぱりといただけます。こちらは赤ワインがよく合う逸品。
デザートは杏仁豆腐とクッキー、カスタード饅頭です。
ランチとしてはしっかりとした量が出てきて、お腹も気分も大満足でした。ごちそうさまでした。
この列車のもう一つの醍醐味が三陸の海沿いを走る車窓です! 景色がいいところでは速度を落としてくれてじっくり楽しめます。
セミコンパートメント個室は全室が海側を向いているため車窓も最高です。
こちらは八戸で有名な蕪島神社です。時期によっては数多くの(本当に多くの)ウミネコが見られるスポットです。
他にも海が見れる区間はあちこちにあります。絶景とともに料理を頂けるのがレストラン列車ならではの楽しみですね
また、沿線から大漁旗を振ってくれる地元の方もいらっしゃいました。
他の場所にもいらっしゃいました!
この時は、乗車記念にノベルティをいただきました。
ポストカードと箸置きに加えて、セミコンパートメント個室ではロゴ入りのランチトートをいただきました。
奏功している間に八戸から2時間ほどで終点の久慈駅に到着です。料理に車窓に大満足のひと時でした。
復路の出発までは1時間強あるため、歩いて少しの距離にある道の駅でお買い物に。
帰りはオープンダイニング車両に乗車します。こちらの車両も広々していて開放感が素敵です。
この車両では4人掛け座席が海側、2人掛け座席が山側を向いています。2人掛け座席もナナメの向かい合わせなので海の車窓も存分に楽しめます。
ライブキッチンスペースでは、スイーツの準備が進んでいました。
帰りはオリジナルスイーツのオーダービュッフェです。6種類のスイーツが準備されており、食べたいものを好きなだけ食べられます。ゆったりまったりのアフターヌーンティの時間です。
なお、スイーツだけではなくナッツやサラミなどのオードブルもあるため、途中でしょっぱい口になった時も楽しめます。
コロナの影響で長らくオーダービュッフェ形式でしたが、この2024年4月からはビュッフェスタイルに戻るようです。
帰りも車窓を楽しみながらゆったりお茶をしていたらあっという間に八戸駅です。
TOHOKU EMOTIONの旅は以上です。移り変わる景色と素敵な料理を楽しめる時間は思い出深い経験になること間違いなしです!
この日は函館まで新幹線で抜けて、函館で一泊して観光しつつの旅行でした。
TOHOKU EMOTIONが人気の列車のため、列車が空いている日程に合わせて旅行日を設定しました。
余談ですが、今回は時間がなく見送ったものの、もし日曜日乗車の場合は、前泊して館鼻岸壁朝市を覗いてから参加してもよいかもしれません。