サンライズ瀬戸・サンライズ出雲での親子旅まとめ!個室を子供と利用する際の添い寝(寝台の2人利用)のルールや料金、親子2~4人の例や、部屋やベッドの広さを踏まえた実際のトコロを5分でわかる記事でご紹介!
寝台特急で子供と一緒に旅行することに憧れる親御さん(またはお子さんも笑)の声を耳にします。一方で、親子で同じシングル個室を利用できるのかとか、親子3人で同じ部屋で寝られるのかなど、気になる点も多いようです。
この記事ではそのような不安を解消すべく、サンライズでの親子旅にまつわるルールを総まとめでご紹介します!
結論から言うと、先ほど挙げた「親子でシングル個室を利用」や「親子3人で同じ部屋で寝ること」は、どちらも可能です。実際サンライズ瀬戸・出雲に乗ると、親子で乗車されている姿も時折目にします。一方ここで、サンライズの個室に詳しい方だと、シングルの定員は1人で、サンライズツインでも2人が定員では? とお気づきの方もいらっしゃると思います。
ここでのポイントは「子供との添い寝利用」にあります。
実はサンライズ瀬戸・出雲の寝台(ベッド)で子供1人と添い寝することはルール上も認められています。つまり、ベッド1台のシングルルームで親子2人で泊まったり、ベッド2台のサンライズツインで親子3人や親子4人で泊まることができるということです。
このあたりのルールは少しややこしいため、以降の項で詳しく解説します。
初めに結論を示すと、ベッド(寝台)1台当たり、以下の利用が可能です。
※ここで「大人」は中学生以上、「子供」は小学生以下を意味します。
部屋にベッドが1台の「シングルデラックス」や「シングル」では上記の通り親子2人での利用が可能です。
ベッドが2台ある「サンライズツイン」では、上記の内2つの組み合わせが可能です。すなわち「大人2人と子供1人」や「大人2人と子供2人」といった3人~4人での利用も可能です。
寝台券の効力に関するルール[1]をかいつまんで説明すると、1寝台1人での使用が原則(交代しての利用は不可)。ただし、大人または子供が寝台を使用するときは、さらに子供を1人、合わせて2人で使用できる、とされています。このルールを踏まえると上記の内訳での利用が可能というわけです。
料金の話では、もう少し正確に大人と子供を定義する必要があります。JRのルール[1]では、年齢区分を以下のように定めています。
特急料金と運賃(乗車券)は、小児は大人の半額、幼児は大人(または小児)1人あたり2人まで無料、乳児は何人でも無料です。ただし、幼児や乳児が一人で寝台を利用する場合は小児扱いとなります。
寝台料金はルームチャージのような料金なので1部屋当たりで決まっており、大人子供の区分はありません。
ここまでのルールを踏まえ、親子旅の代表的なケースで必要な料金は以下の通りです。なお、幼児または乳児を乳幼児とします。
利用人数/ベッド | 特急券 | 乗車券 | 寝台券 |
---|---|---|---|
大人1人+小児1人 | 大人1+小児1 | 大人1+小児1 | 1部屋分(1枚) |
大人1人+乳幼児1人 | 大人1 | 大人1 | 1部屋分(1枚) |
小児or乳幼児1人 | 小児1 | 小児1 | 1部屋分(1枚) |
利用人数/2ベッド | 特急券 | 乗車券 | 寝台券 |
---|---|---|---|
大人2人+ 小児1~2人 |
大人2+小児1~2 | 大人2+小児1~2 | 1部屋分(1枚) |
大人2人+ 小児1人+乳幼児1人 |
大人2+小児1 | 大人2+小児1 | 1部屋分(1枚) |
大人2人+ 乳幼児1~2人 |
大人2 | 大人2 | 1部屋分(1枚) |
大人1人+ 小児or乳幼児1人(各々ベッド利用) |
大人2※ | 大人1+小児1 | 1部屋分(1枚) |
大人1人+ 小児1人+乳幼児1人(乳幼児が添い寝) |
大人2※ | 大人1+小児1 | 1部屋分(1枚) |
※「サンライズツイン」は大人子供の内訳にかかわらず、少なくとも大人2人分の特急料金が必要です。
実際の切符の予約方法や料金、予約のコツは以下の記事でご紹介しています!
添い寝利用のおすすめの個室は、A寝台「シングルデラックス」か、B寝台「サンライズツイン」または「シングル」の3つです。
シングルデラックスはベッドが広く(幅約85cm)部屋にもゆとりがあるため、荷物が多い時や添い寝利用でも安心です。サンライズツインは幅約75cmのベッドが2台あり部屋も広いため、家族3人同じ部屋など人数の幅が広がります。シングルは少し窮屈(ベッド幅約75cm)になりますが、ベッドサイドにスペースもあるため、子供が小さければ選択肢でしょう。
一方、ソロはベッド幅70cm程度でサイドにも余裕がないため、添い寝の利用は避けた方がよさそうです。また、やシングルツインは部屋やベッドが手狭なため、親子で上下のベッド利用は可能ですが、特に上段での添い寝や寝相の悪い子供の上段利用は避けた方が無難で、少し工夫が必要です。
なお、おすすめの部屋の様子は以下の記事でも詳しくご紹介していますので、部屋選びの参考にご覧ください。
いかがでしたでしょうか。この記事が寝台特急での親子旅の一助になれば幸いです。
なお、本記事でご紹介したルールは解説のために簡略化して説明している箇所があり、変更されることもありますので、実際に利用する際は必ず切符購入時などに駅でご確認ください。